ドライバー新製品28本の徹底比較!プロの試打データから自分に合う1本を見つけよう

ゴルフギア

ゴルフプレーヤーにとってドライバーは必須のアイテムですが、いざ自分に合う1本を選ぼうとすると、ゴルフ雑誌やゴルフ関連のネット情報を見たり、道具に詳しい友人に聞いてみたり、気に入っているプロが使用するクラブ情報を参考にしたり、と、あれこれ思案することになります。

その結果、情報過多になってしまい、どのクラブを選べばよいのかわからなくなってしまうことも・・・。

そこで今回は、「GOLF TODAYレッスンブック 2021年 最新&中古ゴルフクラブ全調査!」(株式会社三栄刊)に掲載されているドライバー28製品を対象に、「ごるずば」独自の視点で各ドライバーの特徴をわかりやすく解説します。

この雑誌には、2021年に発売されたドライバー28製品の計測データと、男子プロによる試打データが掲載されています。

そして、「ごるずば」では、この男子プロによる試打データをポジショニング分析という統計解析手法を用いて、マップ上でビジュアルに各ドライバーの特徴を比較できるようにしました。

これによって、2021年に発売されたドライバー28製品相互の違いや特徴を一目見て直感的に把握できるようになります。

ドライバーの『ポジショニング分析』とは?
ドライバーの試打データを元に、統計分析の一手法であるポジショニング分析による結果をマップ上にあらわすことで、ドライバーの特徴がわかりやすくなると共に、比較的同じ特徴を持つドライバー同士は近くに、異なる特徴を持つドライバー同士は遠くに位置することになります。

2021年のドライバー新製品28本から自分に合う1本を見つけるには?

GOLF TODAYレッスンブック 2021年 最新&中古ゴルフクラブ全調査!」には、2021年に発売されたドライバー28製品の計測データと、男子プロによる試打データが掲載されています。

ドライバー新製品28本の計測データから見える特徴は?

この雑誌に掲載されている計測データについては、直進性、操作性、つかまりやすさというドライバーの特性をもとにマップが示され、そのマップ上にドライバー28製品がマッピングされています。

(※「GOLF TODAYレッスンブック 2021年 最新&中古ゴルフクラブ全調査!」(株式会社三栄刊) 16-17ページより引用)

そしてこのマップからは、A~Eまで5つのタイプ別にドライバー28本の特徴が説明されています。

TYPE A:球がつかまって曲がりも少ない超オートマチックタイプ
TYPE B:ヘッドを操作して球筋をコントロールしやすいタイプ
TYPE C:球のつかまり重視のスライスしにくいタイプ
TYPE D:球のつかまり控えめのフックしにくいタイプ
TYPE E:自分でヘッドを操作して球筋をコントロールしやすいタイプ

ドライバー新製品28本のプロによる試打データから見える特徴は?

この計測データを用いた特徴説明に加え、この雑誌では男子プロによる試打データも掲載されています。

(※「GOLF TODAYレッスンブック 2021年 最新&中古ゴルフクラブ全調査!」(株式会社三栄刊) 19ページより引用)

そこで「ごるずば」では、この男子プロによるドライバーの試打データ28本分を数値化してみました。

そして、これらのデータをもとにポジショニング分析を行い、その結果をマップ化したのが次の図です。

試打データを元に統計分析によりアウトプットされたこのマップでは、弾道の高さや打感、そして飛距離やスイートエリアについての特徴が表れています。

そのため、雑誌に掲載されている測定データに基づく直進性、操作性、つかまりやすさというドライバーの特性に加えて、これらの新たな特徴も参考にしながら、自分に合ったドライバーを選ぶことができそうです。

また、この試打データを元にしたマップを眺めると、その特徴から6つのエリアに分けることで、さらにその特徴を細分化してより具体的に把握できることがわかりました。

プロが試打した際に挙げた評価項目(飛距離、つかまり易さ、スイートエリア、弾道高さ、打感)と共に、この6つに分けられたエリアの特徴をまとめると、

Ⅰ 弾道が高く打感が硬いタイプでつかまりが強くスイートエリアが大きいドライバー
Ⅱ 弾道が高く打感が柔らかいタイプでつかまり易いドライバー
Ⅲ 弾道が低く打感が柔らかいドライバー
Ⅳ 弾道が低く打感が硬いタイプで飛距離が出やすいドライバー
Ⅴ 弾道の高さは平均的で打感が硬くスイートエリアが大きめのドライバー
Ⅵ プロの試打評価が全品種の中で平均的なドライバー

以上となりますが、

私の場合であれば、特にハードヒッターでもなく、体が開き気味になるクセがあることを考慮すると、Ⅰの「弾道が高く打感が硬いタイプでつかまりが強くスイートエリアが大きいドライバー」か、Ⅱの「弾道が高く打感が柔らかいタイプでつかまり易いドライバー」の中から自分に合ったドライバーを選択することになりそうです。

また、打感が硬い、柔らかいというのは自分の感覚とのマッチングによるところが大きいと思うので、実際に試打してみて、しっくりくるものを選択したいところです。

新製品ドライバー28本の計測データと試打データから自分に合う1本を見つける

それでは、雑誌に掲載されている計測データでタイプ(A~E)付けされたドライバー26本を、今回「ごるずば」で分析したプロによる試打データ(飛距離、つかまり易さ、スイートエリア、弾道高さ、打感)によるマップ(Ⅰ~Ⅵ)の特徴と合わせ、ドライバーそれぞれの特徴を見ていきます。

『タイプA』は「球がつかまって曲がりも少ない超オートマチックタイプのドライバー」

雑誌の計測データでタイプAに分けられた5本のドライバーは、「球がつかまって曲がりも少ない超オートマチックタイプのドライバー」という特徴があります。

そして、これら5本のドライバーをプロの試打データで更に分けてみると、マップ上ではⅡ、Ⅳ、Ⅴにエリア分けすることができました。

このタイプAの新製品ドライバーは、

    • SIM2 MAX D(テーラーメイドゴルフ)
    • SIM2 MAX(テーラーメイドゴルフ)
    • G425 MAX(ピンゴルフジャパン)
    • コブラ キングRADスピード XB(プーマジャパン)
    • タイトリスト TSi2(アクシネットジャパン)

以上の5本です。

ここでは、これらタイプAのドライバー5本がマッピングされているⅡ、Ⅳ、Ⅴそれぞれのエリアごとに特徴を明らかにし、そのドライバーを使用しているプロゴルファーも紹介します。

『タイプA』の「Ⅱ. 弾道が高く打感が柔らかいドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

球もつかまって曲がりも少ない超オートマチックタイプで、弾道が高く打感が柔らかいドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「SIM2 MAX D」

「SIM2 MAX」

の2本で、いずれも「テーラーメイド」の製品です。

また、テーラーメイド契約女子プロ永峰咲希、山路晶、大西葵、山内日菜子の各選手は「SIM2 MAX」を使用しています(※2022年1月時点)。

 

『タイプA』の「Ⅳ. 弾道が低く打感が硬い特徴とともに飛距離が出やすいドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

球がつかまって曲がりも少ない超オートマチックタイプで、弾道が低く打感が硬い特徴とともに飛距離が出やすいドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「G425 MAX」(ピンゴルフジャパン)
「コブラ キングRADスピード XB」(プーマジャパン)

 

そして、ピンゴルフ契約プロ永野竜太郎、亀代順哉、S・ランクン、セキ・ユウティンの各選手は「G425 MAX」を使用しています(※2022年1月時点)。

『タイプA』の「Ⅴ. 弾道の高さは平均的、打感が硬くスイートエリアが大きめのドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

球がつかまって曲がりも少ない超オートマチックタイプで、弾道の高さは平均的、打感が硬くスイートエリアが大きめのドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「タイトリスト TSi2」(アクシネットジャパン)

また、米男子プロのマット・ジョーンズ選手は「タイトリスト TSi2」を使用し、2021年の「ザ・ホンダクラシック」で優勝しています。

『タイプB』は「ヘッドの直進性でミスヒットにも強いタイプのドライバー」

雑誌の計測データでタイプBに分けられた7本のドライバーは、「ヘッドの直進性でミスヒットにも強いタイプのドライバー」という特徴があります。

そして、これら5本のドライバーをプロの試打データで更に分けてみると、マップ上ではⅠ、Ⅲ、Ⅴにエリア分けすることができました。

このタイプBの新製品ドライバーは、

    • エピックMAX(キャロウェイゴルフ)
    • コブラ キングRADSPEED XD(プーマジャパン)
    • G425 SFT(ピンゴルフジャパン)
    • エピックMAX LS(キャロウェイゴルフ)
    • G425 LST(ピンゴルフジャパン)
    • SIM2(テーラーメイドゴルフ)
    • タイトリスト TSi3(アクシネットジャパン)
    • インプレスUD+2(ヤマハ)

以上の8本です。

ここでは、これらタイプBのドライバー8本がマッピングされているⅠ、Ⅲ、Ⅴそれぞれのエリアごとに特徴を明らかにし、そのドライバーを使用しているプロゴルファーも紹介します。

『タイプB』の「Ⅰ. 弾道が高い、打感が硬いという特徴とともに、つかまりが強くスイートエリアが大きいドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

ヘッドの直進性でミスヒットにも強いタイプで、弾道が高い、打感が硬いという特徴とともに、つかまりが強くスイートエリアが大きいドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「エピックMAX」(キャロウェイゴルフ)
「コブラ キングRADSPEED XD」(プーマジャパン)
「G425SFT」(ピンゴルフジャパン)

 

これらのドライバーの中で、

女子プロの河本結選手、男子プロでは重永亜斗夢、正岡竜二の各選手が「エピックMAX」を使用しています。

『タイプB』の「Ⅲ. 弾道が低い、打感が柔らかいという特徴とともに、飛距離が大きく出るドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

ヘッドの直進性でミスヒットにも強いタイプで、弾道が低い、打感が柔らかいという特徴とともに、飛距離が大きく出るドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「エピックMAX LS」(キャロウェイゴルフ)
「G425 LST」(ピンゴルフジャパン)
「SIM2」(テーラーメイドゴルフ)
「タイトリスト TSi3」(アクシネットジャパン)

これらのドライバーの中で、

キャロウェイ契約女子プロのキム・ハヌル、田中瑞希、男子プロの石川遼、和田章太郎、市原弘大の各選手が「エピックMAX LS」を使用しています(※2022年1月時点)。

 

また、ピンゴルフ契約女子プロの鈴木愛、比嘉真美子、上原彩子、小倉 ひまわり、男子プロの額賀辰徳、塚田好宣、高柳直人、大岩龍一の各選手はPINGの「G425 LST」を使用しています(※2022年1月時点)。

 

テーラーメイドの「SIM2」については、女子プロのジョン・ジウン、ジョン・ミジョン、脇元華の各選手が使用(※2022年1月時点)。

 

そして、米男子プロのジョーダン・スピース、ダスティン・ジョンソンはじめ2021年マスターズでは19名が「タイトリスト TSi3」を使用しています。

『タイプB』の「Ⅴ. 弾道の高さは平均的、打感が硬くスイートエリアが大きめのドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

ヘッドの直進性でミスヒットにも強いタイプで、弾道の高さは平均的、打感が硬くスイートエリアが大きめのドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「インプレス UD+2」(ヤマハ)

また、女子プロの大山志保選手が、このタイプの過去モデルを2018年に使用していたことがあります。

なお、このタイプはアベレージ向けモデルとして位置づけられており、プロが使用するケースは稀のようです。

『タイプC』は「球のつかまり重視のスライスしにくいタイプのドライバー」

雑誌の計測データでタイプCに分けられた8本のドライバーは、「球のつかまり重視のスライスしにくいタイプのドライバー」という特徴があります。

そして、これら5本のドライバーをプロの試打データで更に分けてみると、マップ上ではⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴにエリア分けすることができました。

このタイプCの新製品ドライバーは、

    • ゼクシオ プライム(ダンロップ)
    • RS(プロギア)
    • ツアーBX(ブリヂストンスポーツ)
    • ツアーワールド GS(本間ゴルフ)
    • ロイヤル イーゾーン(ヨネックス)
    • SIMグローレ(テーラーメイドゴルフ)
    • コブラ キングRADSPEED(プーマジャパン)
    • RS+(プロギア)

以上の8本です。

ここでは、これらタイプCのドライバー8本がマッピングされているⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴそれぞれのエリアごとに特徴を明らかにし、そのドライバーを使用しているプロゴルファーも紹介します。

『タイプC』の「Ⅰ. 弾道が高い、打感が硬いという特徴とともに、つかまりが強くスイートエリアが大きいドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

球のつかまり重視のスライスしにくいタイプのドライバーで、弾道が高い、打感が硬いという特徴とともに、つかまりが強くスイートエリアが大きいドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「ゼクシオプライム」(ダンロップ)
「RS」(プロギア)

なお、2022年1月時点で、これらのドライバーを使用しているプロはいないようです。

『タイプC』の「Ⅱ. 弾道が高く打感が柔らかいドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

球のつかまり重視のスライスしにくいタイプで、弾道が高く打感が柔らかいドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「ロイヤル イーゾーン」(ヨネックス)
「ツアーワールド GS」(本間ゴルフ)
「ツアーBX」(ブリヂストンスポーツ)

これらのドライバーの中で、

本間ゴルフ契約女子プロのイ・ボミ、成田美寿々、後藤未有、林菜乃子、吉川桃の各選手が「ツアーワールド GS」を使用しています(※2022年1月時点)。

 

また、ブリヂストン契約女子プロの大里桃子、西山ゆかり、松田鈴英、男子プロの関藤直熙の各選手が「ツアーBX」を使用しています(※2022年1月時点)。

『タイプC』の「Ⅲ. 弾道が低い、打感が柔らかいという特徴とともに、飛距離が大きく出るドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

球のつかまり重視のスライスしにくいタイプで、弾道が低い、打感が柔らかいという特徴とともに、飛距離が大きく出るドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「SIMグローレ」(テーラーメイドゴルフ)

また、テーラーメイド契約女子プロの諸見里しのぶ選手が、このドライバーを使用しています(※2022年1月時点)。

『タイプC』の「Ⅳ. 弾道が低く打感が硬い特徴とともに飛距離が出やすいドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

球のつかまり重視のスライスしにくいタイプのドライバーで弾道が低く打感が硬い特徴とともに飛距離が出やすいドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「コブラ キング RADSPEED」(プーマジャパン)

米男子プロのリッキー・ファウラーは、「コブラ キング RADSPEED」は使用していませんが、「コブラ キング F9」を使用しています(※2022年1月時点)。

『タイプC』の「Ⅴ. 弾道の高さは平均的、打感が硬くスイートエリアが大きめのドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

球のつかまり重視のスライスしにくいタイプで、弾道の高さは平均的、打感が硬くスイートエリアが大きめのドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「RS+」(プロギア)

なお、2022年1月時点で、このドライバーを使用しているプロはいないようです。

『タイプD』は「球のつかまり控えめのフックしにくいタイプのドライバー」

雑誌の計測データでタイプDに分けられた3本のドライバーは、「球のつかまり控えめのフックしにくいタイプのドライバー」という特徴があります。

そして、これら3本のドライバーをプロの試打データで更に分けてみると、マップ上ではⅢ、Ⅳ、Ⅵにエリア分けすることができました。

このタイプDの新製品ドライバーは、

    • RS F(プロギア)
    • スリクソンZX7(ダンロップ)
    • スリクソンZX5(ダンロップ)

以上の3本です。

ここでは、これらタイプDのドライバー3本がマッピングされているⅢ、Ⅳ、Ⅵそれぞれのエリアごとに特徴を明らかにし、そのドライバーを使用しているプロゴルファーも紹介します。

『タイプD』の「Ⅲ. 弾道が低い、打感が柔らかいという特徴とともに、飛距離が大きく出るドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

球のつかまり控えめのフックしにくいタイプで、弾道が低い、打感が柔らかいという特徴とともに、飛距離が大きく出るドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「RS F」(プロギア)

プロギア契約女子プロの森田理香子、藤本麻子、辻梨恵、男子プロの平塚哲二の各選手が「RS F」を使用しています(※2022年1月時点)。

『タイプD』の「Ⅳ. 弾道が低く打感が硬い特徴とともに飛距離が出やすいドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

球のつかまり控えめのフックしにくいタイプで、弾道が低く打感が硬い特徴とともに飛距離が出やすいドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「スリクソンZX7」(ダンロップ)

ダンロップ契約女子プロの勝みなみ、淺井咲希、香妻琴乃、安田祐香、山下美夢有の各選手と、

ダンロップ契約男子プロの松山英樹、稲森佑貴、出水田大二郎、片岡尚之、小池一平、香妻陣一朗、塚田陽亮の各選手が「スリクソンZX7」を使用しています(※2022年1月時点)。

『タイプD』の「Ⅵ. プロの評価が全品種のなかで平均的なドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

球のつかまり控えめのフックしにくいタイプで、プロの評価が全品種のなかで平均的なドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「スリクソンZX5」(ダンロップ)

ダンロップ契約女子プロの小野祐夢、小祝さくら、酒井美紀の各選手と、

ダンロップ契約男子プロの星野陸也、森本雄の各選手、そして、米男子プロのブルックス・ケプカ、シェーン・ローリーの各選手も「スリクソンZX5」を使用しています(※2022年1月時点)。

『タイプE』は「自分でヘッドを操作して球筋をコントロールしやすいタイプのドライバー」

このタイプEの新製品ドライバーは、

    • マジェスティロイヤル(マジェスティゴルフ(旧マルマン))
    • ST-Z(ミズノ)
    • エピック スピード(キャロウェイゴルフ)
    • ST-X(ミズノ)

以上の4本です。

ここでは、これらタイプEのドライバー4本がマッピングされているⅠ、Ⅱ、Ⅵそれぞれのエリアごとに特徴を明らかにし、そのドライバーを使用しているプロゴルファーも紹介します。

『タイプE』の「Ⅰ. 弾道が高く打感が硬い、つかまりが強いという特徴とともにスイートエリアが大きいドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

自分でヘッドを操作して球筋をコントロールしやすいタイプで、弾道が高く打感が硬い、つかまりが強いという特徴とともにスイートエリアが大きいドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「マジェスティロイヤル」(マジェスティゴルフ(旧マルマン))

なお、2022年1月時点で、このドライバーを使用しているプロはいないようです。

『タイプE』の「Ⅱ. 弾道が高く打感が柔らかいドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

自分でヘッドを操作して球筋をコントロールしやすいタイプで、弾道が高く打感が柔らかいドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「エピック スピード」(キャロウェイゴルフ)
「ST-Z」(ミズノ)

これらのドライバーの中で、

キャロウェイ契約女子プロの上田桃子、柏原明日架、西村優菜、竹内美雪の各選手、

そして、海外の男子プロでは、スコット・ビンセント、トッド・シノット、ディラン・ペリーの各選手が「エピック スピード」を使用しています(※2021年3月現在)。

 

また、ミズノ契約男子プロでは岩井亮磨、松田一将の各選手が「ST-Z」を使用しています(※2022年1月時点)。

『タイプE』の「Ⅵ. プロの評価が全品種のなかで平均的なドライバー」と使用しているプロは?

このエリアにあるドライバーは、

自分でヘッドを操作して球筋をコントロールしやすいタイプで、プロの評価が全品種のなかで平均的なドライバー

です。

そして該当する新製品は、

「ST-X」(ミズノ)

ミズノ契約女子プロの川岸 史果、野澤 真央、久保 啓子、男子プロでは手嶋多一、佐藤信人の各選手が「ST-X」を使用しています(※2022年1月時点)。

ブランドごとの試打評価とプロ使用実績を紹介!

ドライバーを選ぶ際には、友人が愛用しているクラブが気になる、とか、応援しているプロが使っている、ゴルフスクールのインストラクターに薦められたなど、様々なきっかけがあります。

また、お気に入りのブランドがある、という方も多いでしょうし、同じブランドでも複数のタイプが用意されている場合、それぞれ違った特徴があります。

そこでここでは、ブランドごとに新製品ドライバーをまとめ、計測データとプロの試打評価結果をもとに、その特徴を紹介します。

PINGのドライバー:G425シリーズ3タイプの特徴と使用しているプロは?

PINGの新製品ドライバーは、

「G425 SFT」
「G425 MAX」
「G425 LST」

以上の3タイプがあります。

これらの3タイプの新製品ドライバーの中で、

「G425 SFT」は、使用しているプロ選手はいないようです(※2022年1月現在)。

なお、この「G425 SFT」は、「ヘッドの直進性でミスヒットにも強いタイプで、弾道が高い、打感が硬いという特徴と共に、つかまりが強くスイートエリアが大きいドライバー」です。

「G425 MAX」は、ピンゴルフ契約女子プロのS・ランクン、セキ・ユウティン、男子プロの永野竜太郎、亀代順哉の各選手が使用しています(※2022年1月現在)。

なお、この「G425 MAX」は、「球がつかまって曲がりも少ない超オートマチックタイプで、弾道が低く打感が硬いドライバー」です。

「G425 LST」は、ピンゴルフ契約女子プロの鈴木愛、比嘉真美子、上原彩子、小倉 ひまわり、男子プロの額賀辰徳、塚田好宣、高柳直人、大岩龍一の各選手が使用しています(※2022年1月現在)。

なお、この「G425 LST」は、「ヘッドの直進性でミスヒットにも強いタイプで弾道が低い、打感が柔らかいという特徴と共に飛距離が大きく出るドライバー」です。

テーラーメイドのドライバー:SIM2シリーズ4タイプの特徴と使用しているプロは?

テーラーメイドの新製品ドライバーは、

「SIM2 MAX」
「SIM2 MAX D」
「SIM2」
「SIMグローレ」

以上の4タイプがあります。

これらの4タイプの新製品ドライバーの中で、

「SIM2 MAX」は、テーラーメイド契約女子プロの永峰咲希、山路晶、大西葵、山内日菜子の各選手が使用しています(※2022年1月現在)。

なお、この「SIM2 MAX」は、「球がつかまって曲がりも少ない超オートマチックタイプで、弾道が高く打感が柔らかいドライバー」です。

「SIM2 MAX D」は、使用しているプロ選手はいないようです(※2022年1月現在)。

なお、この「SIM2 MAX D」は、「球がつかまって曲がりも少ない超オートマチックタイプで、弾道が高く打感が柔らかいドライバー」です。

「SIM2」は、テーラーメイド契約女子プロのジョン・ジウン、ジョン・ミジョン、脇元華の各選手が使用しています(※2022年1月現在)。

なお、この「SIM2」は、「ヘッドの直進性でミスヒットにも強いタイプで、弾道が低い、打感が柔らかいという特徴と共に飛距離が大きく出るドライバー」です。

「SIMグローレ」は、テーラーメイド契約女子プロの諸見里しのぶ選手が使用しています(※2022年1月現在)。

なお、この「SIMグローレ」は、「球のつかまり重視のスライスしにくいタイプで、弾道が低い、打感が柔らかいという特徴と共に飛距離が大きく出るドライバー」です。

タイトリストのドライバー:TSi2、TSi3の特徴と使用しているプロは?

タイトリストの新製品ドライバーは、

「TSi2」
「TSi3」

以上の2タイプがあります。

これら2つの新製品ドライバーの中で、

「TSi2」は、米男子プロのマット・ジョーンズが使用し、2021年の「ザ・ホンダクラシック」で優勝しています。

そして、この「TSi2」は、「球がつかまって曲がりも少ない超オートマチックタイプで、打感が硬くスイートエリアが大きめのドライバー」です。

「TSi3」は、米男子プロのジョーダン・スピース、ダスティン・ジョンソンはじめ2021年マスターズでは19名が使用しています。

そして、この「TSi3」は、「ヘッドの直進性でミスヒットにも強いタイプで、弾道が低い、打感が柔らかいという特徴と共に、飛距離が大きく出るドライバー」です。

COBRAのドライバー:RADSPEED 3タイプの特徴と使用しているプロは?

COBRAの新製品ドライバーは、

「RADSPEED XD」
「RADSPEED」
「RADスピード XB」

以上の3タイプがあります。

これらの3タイプの新製品ドライバーの中で、

「RADSPEED XD」は、使用しているプロ選手がいないようです(※2022年1月現在)。

そして、この「RADSPEED XD」は、「ヘッドの直進性でミスヒットにも強いタイプで、弾道が高い、打感が硬いという特徴と共に、つかまりが強くスイートエリアが大きいドライバー」です。

「RADSPEED」は、使用しているプロ選手がいないようです(※2022年1月現在)。

そして、この「RADSPEED」は、「球のつかまり重視のスライスしにくいタイプで、弾道が低く打感が硬いドライバー」です。

「RADスピード XB」は、使用しているプロ選手がいないようです(※2022年1月現在)。

そして、この「RADスピード XB」は、「球がつかまって曲がりも少ない超オートマチックタイプで、弾道が低く打感が硬いドライバー」です。

また、米男子プロのリッキー・ファウラーは、これらの3つのRADSPEEDは使用していませんが、「コブラ キング F9」を使用しています。

キャロウェイのドライバー:エピックシリーズ3タイプの特徴と使用しているプロは?

キャロウェイの新製品ドライバーは、

「エピックMAX」
「エピックスピード」
「エピックMAX LS」

以上の3タイプがあります。

これらの3タイプの新製品ドライバーの中で、

「エピックMAX」は、キャロウェイ契約女子プロの河本結、男子プロでは重永亜斗夢、正岡竜二の各選手が使用しています(※2022年1月現在)。

そして、この「エピックMAX」は、「ヘッドの直進性でミスヒットにも強いタイプで、弾道が高い、打感が硬いという特徴と共に、つかまりが強くスイートエリアが大きいドライバー」です。

「エピックスピード」は、キャロウェイ契約女子プロの上田桃子、柏原明日架、西村優菜、竹内美雪の各選手、そして、海外の男子プロでは、スコット・ビンセント、トッド・シノット、ディラン・ペリーの各選手が使用しています(※2022年1月現在)。

そして、この「エピックスピード」は、「自分でヘッドを操作して球筋をコントロールしやすいタイプで、弾道が高く打感が柔らかいドライバー」です。

「エピックMAX LS」は、キャロウェイ契約女子プロのキム・ハヌル、田中瑞希、男子プロの石川遼、和田章太郎、市原弘大の各選手が使用しています(※2022年1月現在)。

そして、この「エピックMAX LS」は、「ヘッドの直進性でミスヒットにも強いタイプで、弾道が低い、打感が柔らかいという特徴と共に、飛距離が大きく出るドライバー」です。

ヤマハのドライバー:インプレス UD+2の特徴と使用しているプロは?

ヤマハの新製品ドライバーは、

「インプレス UD+2」

があります。

この「インプレス UD+2」は、女子プロの大山志保選手が、このタイプの過去モデルを2018年に使用していました。

なお、このタイプはアベレージ向けモデルとして位置づけられており、プロが使用するケースは稀なようです。

そして、この「インプレス UD+2」は、「ヘッドの直進性でミスヒットにも強いタイプで、打感が硬くスイートエリアが大きめのドライバー」です。

プロギアのドライバー:RSシリーズ3タイプの特徴と使用しているプロは?

プロギアの新製品ドライバーは、

「RS」
「RS+」
「RS F」

以上の3タイプがあります。

これらの3タイプの新製品ドライバーの中で、

「RS」は、使用しているプロ選手はいないようです(※2022年1月現在)。

そして、この「RS」は、「球のつかまり重視のスライスしにくいタイプで、弾道が高い、打感が硬いという特徴と共に、つかまりが強くスイートエリアが大きいドライバー」です。

 

次の「RS+」も、使用しているプロ選手はいないようです(※2022年1月現在)。

そして、この「RS+」は、「球のつかまり重視のスライスしにくいタイプで、打感が硬くスイートエリアが大きめのドライバー」です。

 

また、「RS F」は、プロギア契約女子プロの森田理香子、藤本麻子、辻梨恵、男子プロの平塚哲二の各選手が使用しています(※2022年1月現在)。

そして、この「RS F」は、「球のつかまり控えめのフックしにくいタイプで、弾道が低い、打感が柔らかいという特徴と共に、飛距離が大きく出るドライバー」です。

本間ゴルフのドライバー:ツアーワールドGSの特徴と使用しているプロは?

本間ゴルフの新製品ドライバーは、

「ツアーワールド GS」

があります。

この「ツアーワールド GS」は、本間ゴルフ契約女子プロのイ・ボミ、成田美寿々、後藤未有、林菜乃子、吉川桃の各選手が使用しています(※2022年1月現在)。

そして、この「ツアーワールド GS」は、「球のつかまり重視のスライスしにくいタイプで、弾道が高く打感が柔らかいドライバー」です。

ダンロップのドライバー:ゼクシオ、スリクソンの特徴と使用しているプロは?

ダンロップの新製品ドライバーは、

「ゼクシオプライム」
「スリクソンZX5」
「スリクソンZX7」

以上の3タイプがあります。

これら3タイプの新製品ドライバーの中で、

「ゼクシオプライム」は、使用しているプロ選手はいないようです(※2022年1月現在)。

そして、この「ゼクシオプライム」は、「球のつかまり重視のスライスしにくいタイプで、弾道が高い、打感が硬いという特徴と共に、つかまりが強くスイートエリアが大きいドライバー」です。

 

「スリクソンZX5」は、ダンロップ契約女子プロの小野祐夢、小祝さくら、酒井美紀の各選手と、男子プロの星野陸也、森本雄の各選手、そして、米男子プロのブルックス・ケプカ、シェーン・ローリーの各選手が使用しています(※2022年1月現在)。

そして、この「スリクソンZX5」は、「球のつかまり控えめのフックしにくいタイプで、プロの試打評価が全品種のなかで平均的なドライバー」です。

 

「スリクソンZX7」は、ダンロップ契約女子プロの勝みなみ、淺井咲希、香妻琴乃、安田祐香、山下美夢有の各選手と、男子プロの松山英樹稲森佑貴、出水田大二郎、片岡尚之、小池一平、香妻陣一朗、塚田陽亮の各選手が使用しています(※2022年1月現在)。

そして、この「スリクソンZX7」は、「球のつかまり控えめのフックしにくいタイプで、弾道が低く打感が硬いドライバー」です。

ブリヂストンのドライバー:ツアーBXの特徴と使用しているプロは?

ブリヂストンの新製品ドライバーは、

「ツアーBX」

があります。

この「ツアーBX」は、ブリヂストン契約女子プロの大里桃子、西山ゆかり、松田鈴英、男子プロの関藤直熙の各選手が使用しています(※2022年1月現在)。

そして、この「ツアーBX」は、「球のつかまり重視のスライスしにくいタイプで、弾道が高く打感が柔らかいドライバー」です。

ヨネックスのドライバー:ロイヤル イーゾーンの特徴と使用しているプロは?

ヨネックスの新製品ドライバーは、

「ロイヤル イーゾーン」

があります。

この「ロイヤル イーゾーン」は、使用しているプロ選手はいないようです(※2022年1月現在)。

そして、この「ロイヤル イーゾーン」は、「球のつかまり重視のスライスしにくいタイプで、弾道が高く打感が柔らかいドライバー」です。

ミズノのドライバー:STシリーズと使用しているプロは?

ミズノの新製品ドライバーは、

「ST-Z」
「ST-X」

以上の2タイプがあります。

これら2タイプの新製品ドライバーの中で、

「ST-Z」は、ミズノ契約男子プロの岩井亮磨、松田一将の各選手が使用しています(※2022年1月現在)。

そして、この「ST-Z」は、「自分でヘッドを操作して球筋をコントロールしやすいで、弾道が高く打感が柔らかいドライバー」です。

 

「ST-X」は、ミズノ契約女子プロの川岸 史果、野澤 真央、久保 啓子、男子プロでは手嶋多一、佐藤信人の各選手が使用しています(※2022年1月現在)。

そして、この「ST-X」は、「自分でヘッドを操作して球筋をコントロールしやすいタイプで、プロの試打評価が全品種のなかで平均的なドライバー」です。

マジェスティのドライバー:マジェスティロイヤルの特徴と使用しているプロは?

マジェスティ(旧マルマン)の新製品ドライバーは、

「マジェスティロイヤル」

があります。

この「マジェスティロイヤル」は、使用しているプロ選手はいないようです。

そして、この「マジェスティロイヤル」は、「自分でヘッドを操作して球筋をコントロールしやすいタイプで、弾道が高い、打感が硬いという特徴と共に、つかまりが強くスイートエリアが大きいドライバー」です。

試打データと使用プロ情報をもとに自分に合うドライバーを見つけよう!

今回は、「GOLF TODAYレッスンブック 2021年 最新&中古ゴルフクラブ全調査!」(株式会社三栄刊)に掲載されているドライバー28製品を対象に、「ごるずば」独自の視点で各ドライバーの特徴をわかりやすく解説しました。

そして、この雑誌の企画として実施された各ドライバーの計測データを参考にしながら、男子プロによる試打データをもとにポジショニング分析を行い、それぞれの特徴を明らかにしています。

加えて、これらの28本のドライバーのどれかを使用する女子プロや男子プロも合わせて紹介

これらの情報によって、自分に合った1本が見つけやすくなりますし、また、応援しているプロ選手と同じドライバーを使ってみようという気持ちにもなるかもしれません。

今回の記事を参考にしながら、自分に合ったドライバー探しをしてみては如何でしょうか。

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