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46歳から始めたゴルフが20年続いた理由|先生から教わった「変わらない基本」

ゴルフスクール
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宮古島旅行をきっかけに、「ゴルフを始めてみようか」と夫婦で話し合った私たち。

46歳という年齢からのスタートでしたが、「始めるなら自己流ではなく、基礎からしっかり学びたい」と考え、近所のゴルフスクールへ通うことにしました。

振り返ってみると、そこで出会った先生の教えが、その後20年間の私のゴルフ人生を支えてくれることになります。

46歳、夫婦でゴルフスクールへ

スクールの先生は、かつて女子プロとして活躍し、名選手と優勝を争った経験もある方でした。

しかしレッスンは、理論を長々と説明するものではありません。

「こうやったら、こうする。」

「上げたら、下げる。」

「ボールを放り投げるように。」

そんな短い言葉だけで、スイングの本質を伝えてくださいました。

先生は一人ひとりの体格や癖を見ながら、その人に合った感覚で教えてくれます。

定期的にスイング診断も行われ、前方と後方から撮影した写真を見ながら、

「もう少し前傾を深く。」

「ハンドファーストになってないでしょう。」

「顔が少し早く上がるかな。」

と丁寧に修正してくださいました。

動画を持ち帰ることはできませんでしたが、その日の一番良いスイングを写真にして渡してくださいました。

ゴルフスクールでのスイング診断。最初の3か月は7番アイアンだけを徹底的に練習した。

今でもその写真は、大切な宝物です。

フォームの記録というより、ゴルフの基本を一つずつ積み重ねていた頃の思い出だからです。

そして、最初のレッスンで驚いたことがあります。

最初の3か月間は、7番アイアンしか使わなかったことです。

ドライバーもありません。

フェアウェイウッドもありません。

毎回、ひたすら7番アイアン。

「まずは同じクラブで、同じスイングを何度も覚えること。」

先生はそう繰り返していました。

当時は「本当にこれで上達するのだろうか」と思いました。

しかし20年経った今、その意味がよく分かります。

現在でも、一番信頼しているクラブは7番アイアンだからです。

先生は飛距離よりも、ショートゲームの大切さを何度も教えてくださいました。

「距離感は大体でいいの。」

「最後はグリーン周りだからね。」

「30ヤードと50ヤードの距離感を覚えなさい。」

「グリーンオーバーするより、手前から攻めたほうがいい。」

パッティングのお手本を見せながら、

「このパットで稼ぎが決まるのよ、プロは。」

と笑顔で話していた姿も、今でも忘れられません。

当時は飛ばすことばかり考えていましたが、今ではその言葉の重みがよく分かります。

スコアを決めるのは飛距離ではなく、100ヤード以内のショットと最後のパットでした。

7番アイアン、SWとパターで迎えたコースデビュー

スクールへ通い始めて2か月ほど経った頃、友人からコースデビューに誘われました。

その友人は、私がゴルフを始めるきっかけを作ってくれた恩人でもあります。

クラブを買い替える予定だったため、それまで使っていたアイアンセットとパターを譲ってくれました。

ただ一つだけ足りませんでした。

8番アイアンです。

以前のラウンドでシャフトが折れ、ヘッドが飛んでいってしまったそうです。

「8番はないけど、それでよければ。」

私はそのまま受け取りました。

そして、その日から現在まで、一度も8番アイアンを買い足していません。

コースデビュー前には、ドライバーと5番フェアウェイウッドを購入しました。

ドライバーもレッスンで診断を受けたが、先生はまず基本となる7番アイアンを徹底して教えてくださった。

ところが先生から言われたのは、

「コースへ持って行くのは7番アイアン、サンドウェッジ、パターだけ。」

「ティーショットも7番アイアン。」

という意外な言葉でした。

せっかく買ったドライバーを使いたかったのですが、

「先生の言うことは絶対。」

そう思っていた私は、7番アイアンとSW、パターだけを持ってコースへ向かいました。

同行した3人は80〜90台で回るベテラン。

皆がドライバーを振る中、私はひたすら7番アイアン。

結果は142。

池越えのホールでは池ポチャもし、チョロもダフリもありました。

終わる頃には膝はガクガク、腕はパンパン。

それでも、不思議なくらい楽しかったのです。

スクールへ戻って結果を報告すると、先生は笑いながら一言。

「はい、じゃあ7番持って。」

また7番アイアンのレッスンが始まりました。

レッスン中、トップしてボールが少ししか転がらないことも何度もありました。

そんな時でも先生は怒りません。

「いいの、いいの。」

「少しでも前へ進むでしょ。」

「次のスイングに集中!」

ミスを責めるのではなく、次の一打へ気持ちを切り替える。

それも先生から学んだ大切な教えでした。

先生の教えは20年経っても変わらない

練習もラウンドも使うのはドライバー、5W、5番、7番、9番アイアンとPW、AW、SW、パターの9本だけ

先生はよく、

「ラウンドするときはアイアンは5本くらいで十分。」

と言っていました。

「クラブが少ないほうが迷わないでしょう。」

「アイアンは同じ設計思想で作られているから、あとで一本だけ追加しないほうがいい。」

だから私は8番アイアンを買いませんでした。

7番で飛びすぎる距離は短く握る。

それで十分だったのです。

現在でも私がコースへ持って行くクラブは、

ドライバー、5番フェアウェイウッド、5番・7番・9番アイアン、PW、AW、SW、パターの9本だけです。

妻も同じように少ないクラブでプレーしています。

宿泊ゴルフでは宅配便でバッグを送りますが、担当の方から

「いつも軽くて助かります。」

と言われたことがあります。

その時、「クラブは少なくていい」という先生の教えが、私たち夫婦のゴルフスタイルそのものになっていることを実感しました。

ゴルフプレイ時チェックシート

2019年11月宿泊ゴルフ後の帰りの新幹線車内でスマホを使ってまとめたチェックシート

先生は技術だけではなく、ゴルフへの向き合い方も教えてくださいました。

「練習だからといって、ただ漫然とボールを打ってはいけない。」

打つ前には必ずボールの後ろから目標を確認し、
目標に合わせてアドレスを取り、
素振りをしてから打つ。
その一連の流れを、練習でも毎回繰り返すこと。

そして最後に必ず言いました。

「練習でできないことが、コースでできるわけがないから。」

この言葉は今でも私の中に深く残っています。

かつて、もっと上手くなろうと思い、ゴルフ雑誌やレッスン記事、インターネット動画を見たことがあります。

ところが、さまざまな理論を取り入れようとするほど頭の中が混乱し、それまで自然に振れていたスイングまで分からなくなってしまいました。

スコアも崩れました。

その時に気付きました。

私には先生の教えだけで十分なのだと。

それ以来、ゴルフ雑誌もレッスン動画もほとんど見ていません。

2019年、那須陽光ゴルフクラブで最後のラウンドを終えた帰りの新幹線で、「ゴルフプレイ時チェックシート」をまとめました。

アドレス。

体重移動。

テークバック。

トップ。

アプローチ。

バンカー。

パッティング。

そこに書かれていることのほとんどは、20年前に先生から教わったことばかりでした。

今でもショートコースへ行く前には、そのチェックシートを見返します。

それは私にとって、20年間積み重ねてきた「自分だけの教科書」です。

46歳でゴルフを始め、コースデビューは142。

決して順調なスタートではありませんでした。

それでも基本を積み重ね続けた結果、現在のベストスコアは85、平均スコアは90台前半になりました。

エージシュートという目標にはまだ届きません。

しかし、7番アイアン一本から始まった先生の教えは、20年経った今も私のゴルフの土台であり続けています。

次回は、夫婦で宿泊ゴルフを始め、数多くのゴルフ場を巡った末に「ホームコース」と呼べる場所に出会うまでの旅を振り返ります。温泉や食事も含めた、私たちならではの宿泊ゴルフの楽しみ方をご紹介します。

次の記事について

このシリーズは3部構成です。

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