私は現在、ゴルフ上達のために、
- 自宅練習:毎日
- TOPTRACERのあるアウトドア練習場:週1回
- DITECTのあるFiT24インドアゴルフ:月1回
という練習環境をつくっています。
2026年7月、7年ぶりにゴルフを再開してから、まだそれほど時間は経っていません。
そのため、今は飛距離を伸ばすことよりも、自分のスイングがどのような状態なのかを把握し、再現性を高めることを重視しています。
特に週1回利用しているTOPTRACERでは、キャリー、トータル距離、ボールスピード、打ち出し角、最高到達点、左右のブレなど、ショットごとのデータを確認できます。
TOPTRACERは、ボールの飛びをカメラで追跡して、こうしたショットデータを取得するシステムです。
ただ、練習を続けているうちに、
「このデータから、もう少し自分のスイングを詳しく分析できないだろうか」
と思うようになりました。
そこで知ったのが、ゴルフのデータ分析アプリ「SwingSync」です。
今回は、これまでTOPTRACERに保存していた188ショットをSwingSyncに取り込み、実際に分析してみました。
その結果、単なる飛距離データだけでは分からなかった、振り幅によるショットの安定性の変化や、フェースの向きと左右のミスとの関係が見えてきました。
この記事では、
- SwingSyncとはどんなアプリなのか
- TOPTRACERとどう連携するのか
- TOPTRACERのデータに何が加わるのか
- 実際の188ショットから何が分かったのか
- 今後どのように練習していくのか
についてまとめます。
- 私が「TOPTRACER+SwingSync」を試そうと思った理由
- SwingSyncとはどんなアプリなのか
- TOPTRACERとSwingSyncを連携してみた
- SwingSyncに取り込んだ188ショットを分析
- 7番アイアンは「ハーフ→3/4」で安定性が悪化している
- AWはハーフショットがかなり安定している
- 「振り幅を大きくするとミート率が悪くなる」とは限らない
- 今回の分析で分かった「自分のミスの特徴」
- 現在の私の「安定領域」はどこなのか
- 今後は「飛距離」より「再現性」を優先する
- 次回からTOPTRACERで確認したい8項目
- TOPTRACER+SwingSync+DITECTをどう使い分けるか
- 推定データだからこそ「変化を見る」ために使う
- これから「エージシュートへの道」のデータとして蓄積していく
- まとめ|週1回のTOPTRACERが「スイングの定点観測」になる
私が「TOPTRACER+SwingSync」を試そうと思った理由

現在の私の練習は、かなりシンプルです。
自宅では毎日練習
自宅では7番アイアンの素振りを中心に、シャドースイング、タオルを使ったスイング、外で飛ばないボールを使ったインパクトの練習、パター練習などを行っています。
また、身体づくりやストレッチも継続しています。
ここでは、数値を測定するというより、毎日クラブを振ることを習慣化することを重視しています。
週1回はTOPTRACERでショットデータを取得
一方、週1回はTOPTRACERのあるアウトドア練習場へ行きます。
ここでは実際にボールを打ちながら、
- キャリー
- トータル距離
- ボールスピード
- 打ち出し角
- 最高到達点
- 左右のズレ
- 着地角度
などを確認できます。
TOPTRACERの標準的なカメラシステムが取得するのは、こうしたボールの飛球に関するデータが中心です。
月1回はFiT24のDITECTで確認
さらに月1回程度、FiT24インドアゴルフのDITECTを利用して、スイングやクラブの動きを確認しています。
こちらはアウトドア練習場とは違い、より詳細なクラブデータを確認するための位置づけです。
つまり私の中では、
自宅=毎日の反復
TOPTRACER=週1回の経過観測
DITECT=月1回の詳細チェック
という役割分担です。
この環境にSwingSyncを加えることで、週1回のTOPTRACER練習をさらに有効活用できないかと考えました。
SwingSyncとはどんなアプリなのか

SwingSyncは、ゴルフの練習データを取り込み、ショットごとの分析やセッションごとの変化を確認できるデータ分析アプリです。
公式サイトでは、TOPTRACERをはじめ、TrackMan、Foresight、Garmin、GSPro、Inrangeなど複数のゴルフ計測システムへの対応が案内されています。
私が特に注目したのは、TOPTRACERだけでは直接得られないクラブ側のデータを補完してくれることです。
SwingSyncでは、TOPTRACERから取得したデータをもとに、
- クラブスピード
- アタックアングル
- バックスピン
- サイドスピン
- クラブパス
- フェース角
- スマッシュファクター
などを機械学習モデルによって予測し、ショットデータに加えています。公式情報でも、これらの項目は「Predicted by SwingSync’s machine learning models」と明記されています。
そのため、ここは重要なポイントです。
SwingSyncで表示されるクラブデータを、実測値と同じものとして扱ってはいけません。
あくまでもTOPTRACERから得られたデータをもとにした推定値です。
それでも、同じ条件で継続して使えば、
「自分の場合、どのような傾向があるのか」
を見るためのデータとしては利用価値があると考えています。
TOPTRACERとSwingSyncを連携してみた

連携は、SwingSyncにTOPTRACERのアカウントを接続することで行います。
・アップルストアからアプリをダウンロード
・SwingSyncでTOPTRACERを選択し、TOPTRACERアカウントを連携
・保存されている過去2回のセッション、合計188ショットのデータを取り込み
以上ができました。
そして、取り込んだセッションはショットテーブルからCSVとしてエクスポートして、エクセル上で統計処理することで、詳細な分析を実施しています。
SwingSyncに取り込んだ188ショットを分析

今回分析したのは、これまでのTOPTRACER練習から取り込んだ188ショットです。
ここで一つ注意したいことがあります。
私の場合、TOPTRACERの「クラブ設定」を、通常のクラブ番手とは少し違う使い方をしています。
TOPTRACERでは、同じ番手について複数の振り幅を別々に管理できないため、次のように設定しています。
| TOPTRACER上の設定 | 実際に打っているショット |
|---|---|
| 6番アイアン | 7番アイアン・フルショット |
| 7番アイアン | 7番アイアン・3/4ショット |
| 8番アイアン | 7番アイアン・ハーフショット |
| ギャップウェッジ | AW・フルショット |
| サンドウェッジ | AW・3/4ショット |
| ロブウェッジ | AW・ハーフショット |
つまり、
7番アイアンの振り幅の違いと、AWの振り幅の違いを比較するデータになっています。
7番アイアンは「ハーフ→3/4」で安定性が悪化している

7番アイアンについて、
- フルショット
- 3/4ショット
- ハーフショット
を比較しました。
全ショットの集計では、
| 7番アイアン | フル | 3/4 | ハーフ |
|---|---|---|---|
| TOPTRACER設定 | 6I | 7I | 8I |
| ショット数 | 76 | 6 | 56 |
| 平均キャリー | 93.4y | 93.3y | 86.7y |
| キャリー中央値 | 95.6y | 93.0y | 93.0y |
| Smash平均(ミート率平均) | 1.29 | 1.29 | 1.28 |
| 左右誤差平均 | 約14.5y | 約16.4y | 約14.6y |
となりました。
ただし、この平均値には大きなミスショットも含まれています。
そこで、明らかな大ミスを除いて見ると、さらに特徴がはっきりしました。
7番アイアン・ハーフショット
有効ショットでは、
- キャリー中央値:約95y
- 左右誤差:約7.6y
- Face to Target:約2.6°
- Face to Path:約2.1°
でした。
現在の私にとって、7番アイアンのハーフショットはかなり安定した領域に入っていると感じています。
7番アイアン・3/4ショット
一方、3/4ショットはまだ6ショットしかないため、統計的にはサンプル不足です。
それでも、
- 左右誤差:約16y
- Face to Target:約4~5°
- 右方向へのショットが多い
という傾向が出ています。
つまり現在は、
ハーフから3/4へ振り幅を大きくしたところで、方向性の再現性が崩れている
ように見えます。
7番アイアン・フルショット
フルショットでは、
- キャリー中央値:約96y
- 大きなミスを除いたキャリー:約99y
- Smash(ミート率):約1.29
となっています。
意外だったのは、フルショットだからミート率が極端に悪くなるわけではなかったことです。
むしろSmash Factor(ミート率)は3種類の中で最も高い水準でした。
問題はミート率よりも、方向性です。
特に右方向へのショットが多く、今回の76ショットでは右方向が約74%を占めました。
つまり、
「フルスイングになるとボールに当たらなくなる」
というより、
「フルスイングになるとフェースの方向管理が難しくなる」
というのが、今回のデータから見える傾向です。
AWはハーフショットがかなり安定している
AWについても同じように、
- フル
- 3/4
- ハーフ
で見てみました。
AWハーフ
今回39ショットあり、
- キャリー中央値:約70y
- 左右誤差:約3.0y
- Face to Target:約2.3°
- Strokes Gained:約+0.64
という結果でした。
左右のショット数も大きく偏っておらず、AWハーフは現在の私にとって最も再現性の高いショットの一つだと感じます。
これは、これまでの練習で「短い距離のほうが方向性を出しやすい」と感じていたこととも一致しています。
AW 3/4
AW 3/4では、
- キャリー中央値:約86y
- 左右誤差:約5.5y
- Strokes Gained:約+0.64
でした。
ハーフよりはばらつきますが、現時点でも十分実戦的な範囲です。
AWフル
AWフルは2ショットしかないため、今回は評価しません。
今後ショット数を増やして、ハーフ、3/4、フルの違いを確認していきたいと思います。
「振り幅を大きくするとミート率が悪くなる」とは限らない
今回の分析で私が一番興味深いと思ったのはここです。
当初は、
「ハーフより3/4、3/4よりフルと振り幅が大きくなるほど、ミート率も悪くなるのではないか」
と考えていました。
ところが、今回のデータでは必ずしもそうではありませんでした。
7番アイアンでは、
Smash Factor(ミート率)
- フル:約1.29
- 3/4:約1.29
- ハーフ:約1.28
と、大きな違いはありません。
一方で、
Face to Target
や
Face to Path
を見ると、振り幅が大きくなったときにフェースの管理が難しくなる傾向が見えてきます。
つまり現在の私にとっては、
「もっと芯に当てる」ことだけが課題なのではなく、「振り幅が大きくなってもフェースの向きを安定させる」ことが課題
なのだと考えなおしました。
今回の分析で分かった「自分のミスの特徴」
SwingSyncではショットごとの分類も表示されます。
今回のデータには、
- Push
- Pull
- Baby Draw
- Slight Pull
- Huge Push Slice
- Slight Push
- Dead Straight
- Huge Push
- Straight Fade
- Straight Draw
- Shank
などの分類がありました。
その中でも目立ったのがPush系です。
単純に「左右に同じ程度散らばっている」というより、
右方向への大きなミスが一定数存在する
ことが分かりました。
例えば8番アイアン設定、つまり7番アイアンのハーフショットでも、「Huge Push Slice」と分類されたショットでは、キャリーが約64ヤード、右へのズレが約32ヤードとなり、Face to Targetも大きく開いていました。
一方、良いショットではFace to Targetがターゲット付近に収まり、左右のズレも小さくなっています。
もちろん、SwingSyncのクラブデータは推定値なので、これだけでスイングの原因を断定することはできません。
ただ、
「結果として右に飛んだ」
だけではなく、
「右に飛んだショットではフェース関連の数値がどうなっているのか」
を継続的に観察できるのは、大きなメリットだと感じています。
現在の私の「安定領域」はどこなのか
今回の188ショットから、現時点での自分のスイングを整理すると、次のようになります。
| ショット | 現在の状態 |
|---|---|
| AWハーフ | かなり安定 |
| AW 3/4 | 実戦的 |
| 7Iハーフ | 安定領域 |
| 7I 3/4 | 現在の最大の課題 |
| 7Iフル | ミート率は悪くないが右ミスに注意 |
| AWフル | データ不足 |
これを見ると、現在の私は「フルショットができない」という状態ではありません。
むしろ、
ハーフショットではかなり安定している
というのが今回分かったことです。
そこから3/4へ移行すると、方向性が悪化する。
さらにフルになると、ミート率は維持できるものの、右方向へのミスが増える。
この構造を理解できたことは、今後の練習方法を考えるうえで大きな収穫でした。
今後は「飛距離」より「再現性」を優先する

今回の分析結果を踏まえると、しばらくは飛距離アップを最優先にはせず、「どれだけ強く、早く振れるか」よりも、「同じようなインパクトを繰り返せるか」を優先します。
例えば7番アイアンで、
「100ヤード以上飛んだ!」
というショットを増やすことだけを目標にするのではなく、
100ヤード前後をどれだけ安定して打てるか
を見ていきます。
そのうえで、
7番アイアン
ハーフショット
↓
安定して95ヤード前後
↓
少しずつ振り幅を大きくする
↓
3/4ショットの再現性を高める
↓
最終的にフルショットの方向性を安定させる
という流れにします。
次回からTOPTRACERで確認したい8項目
今後は週1回のTOPTRACER練習で、単に飛距離と左右のブレだけを見るだけではなく、次の項目を継続して記録していきたいと思っています。
- キャリー中央値
- キャリーのばらつき
- 左右のばらつき
- 左右方向の偏り
- Smash Factor
- Face to Target
- Face to Path
- 大きなミスショットの発生率
特に重要なのは、平均値だけで判断しないことです。
一発の大きなミスによって平均値が大きく変わるため、今後は中央値やばらつきも見ながら、自分の「普通のショット」を把握していきたいと思います。
TOPTRACER+SwingSync+DITECTをどう使い分けるか

現在考えているのは、次のような使い分けです。
自宅練習
毎日
7番アイアンの素振りやシャドースイング、タオルスイング、飛ばないボールでのインパクト練習など。
目的は、身体を動かすこととスイングの反復です。
TOPTRACER+SwingSync
週1回
実際にボールを打ち、ショットデータを蓄積します。
SwingSyncにデータを取り込むことで、単なる飛距離だけではなく、ショット分類や推定されたクラブデータも含めて、前回との変化を追跡します。
SwingSync自身も、セッションごとの変化を追跡し、飛距離や分散、ショットの再現性などを長期的に確認する用途を案内しています。
FiT24・DITECT
月1回程度
より詳細な計測環境で、自分のスイングの実態を確認するために利用します。
つまり、
TOPTRACER+SwingSync=週1回の定点観測
DITECT=月1回の詳細確認
という位置づけです。
推定データだからこそ「変化を見る」ために使う
SwingSyncを利用するうえで、私自身が注意しておきたいのは、今回追加されたクラブデータの多くが推定値だということです。
SwingSync公式も、TOPTRACERデータに対して機械学習モデルを使い、直接測定されていないデータを予測していることを説明しています。
そのため、
「Face to Targetが2.6°だから、自分のフェース角は正確に2.6°だ」
という使い方をするつもりはありません。
それより、
「先月は平均3°だったものが、今月は2°になった」
「3/4ショットにすると、毎回フェース関連の数値が悪化する」
といった、同じ条件での変化や傾向を見るために利用するのがよいと考えています。
そして、本当に細かな数値を確認したい場合には、DITECTなどの実測型の計測環境で確認する。
この使い分けなら、かなり合理的ではないかと思っています。
これから「エージシュートへの道」のデータとして蓄積していく
私の現在のゴルフの目標は、66歳からのエージシュートです。
そのため、単純な飛距離競争をするつもりはありません。
大切なのは、
自分がどの距離を、どの振り幅で、どの程度の確率で狙えるのか
を知ることだと思っています。
例えば今後、
- AWハーフ=約70ヤード
- AW 3/4=約85ヤード
- 7Iハーフ=約100ヤード
- 7Iフル=約120ヤード
といった距離が、自分の中で安定してくれば、コースマネジメントにも使えます。
そして、
「100ヤード飛ばせるか」
よりも、
「100ヤードを狙って大きく外さないか」
のほうが、エージシュートを目指す自分にとっては重要です。
まとめ|週1回のTOPTRACERが「スイングの定点観測」になる
今回、TOPTRACERに保存していた188ショットをSwingSyncに取り込んで分析してみました。
その結果、単なるキャリーや左右のズレだけではなく、
- クラブスピード
- スマッシュファクター
- アタックアングル
- クラブパス
- フェース関連の数値
- スピン
- ショット分類
- Strokes Gained
などを組み合わせて、自分のショットをより多面的に見ることができました。
もちろん、SwingSyncがTOPTRACERに追加するクラブデータには機械学習による推定値が含まれるため、実測型の計測器と同じ精度のデータとして扱うのではなく、自分のスイングの傾向や変化を追うためのデータとして利用するつもりです。
今回の188ショットからは、
7番アイアンではハーフショットが現在の安定領域
3/4ショットで方向性が大きく悪化
フルショットではミート率は悪くないものの右方向へのミスが課題
AWではハーフショットの再現性が非常に高い
ということが見えてきました。
これは、これまで練習してきた感覚ともかなり一致しています。
これからは、
毎日=自宅で反復
週1回=TOPTRACER+SwingSyncで定点観測
月1回=DITECTで詳細確認
という形で、それぞれの練習環境を使い分けていきたいと思います。
そして最終的には、単なる「自分の飛距離表」ではなく、
「66歳の自分が、どの距離を、どの振り幅で、どの程度の確率で狙えるのか」
という、自分専用のショットデータを作っていきたいと思います。
エージシュートを目指すために必要なのは、若い頃のように飛距離を追い続けることだけではありません。
今の自分の身体とスイングで、どこまで再現性を高められるか。
そのための「定点観測」として、TOPTRACER+SwingSyncをしばらく使い続けてみようと思います。

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