結論:距離を追うより、良いスイングを繰り返すことが次の課題

今回の練習で改めて感じたのは、7番アイアンのハーフショットでは、飛距離を伸ばすことよりも、フェースの向きとスイング軌道を安定させることが重要だということです。
一方、AWのハーフショットでは、9月9日に「良いスイングができている」と感じたときのデータが、現在の練習における参考になります。
10月28日にも方向性の良いショットがあり、特に後半のAWには、再現したい感覚と結びつく結果が見られました。
そして、今回目立ったのが「TOP」判定です。
SwingSyncにTOPTRACERの測定データをインプットして得られたスイングの推定データを見てみたところ、ボールをトップしてしまう「TOP」判定が多く出ていました。
最初は、ちょっとショックを感じていたのですが、自分のショットの感覚と、データを詳細に見ることで、「TOP」判定が出たからといって、すべてをミスショットと考える必要はないと思うようになりました。
弾道、ボールスピード、方向性、実際の打感を合わせて評価することが大切だと考えています。
今回は、10月28日の練習データをもとに、7番アイアンとAWの変化、TOPの見方、今後の練習方針を整理します。
1.7番アイアン・ハーフショット:距離よりも方向性の再現性

Point:フェースとスイング軌道の関係は改善しているが、左右誤差はもう一段縮めたい
10月28日の7番アイアン・ハーフショットでは、フェースとスイング軌道の関係を示すFace to Pathの絶対値平均が2.16°となりました。
今回作成した7回分のポジショニングマップでは、10月28日の点はFace to Pathの小さい側に位置しています。一方、平均左右誤差は8.92ydで、現在の目標としている8yd以内にはわずかに届きませんでした。
つまり、フェースとスイング軌道の関係がまとまってきたことは前向きに捉えられますが、それが必ずしも左右のばらつきの解消につながっているわけではありません。
Reason:フェースと軌道の関係だけでは、打ち出し方向は決まらない
10月28日の7番アイアン・ハーフショット60球の結果は、次のとおりです。
| 指標 | 10月28日の結果 |
|---|---|
| キャリー中央値 | 95.0yd |
| 平均左右誤差 | 8.92yd |
| Face to Target絶対値平均 | 3.60° |
| Face to Path絶対値平均 | 2.16° |
| Smash Factor平均 | 1.268 |
| 左右の分布 | 左28球・右32球 |
Face to Pathは小さくなっていますが、Face to Targetの絶対値平均は3.60°です。
フェースと軌道の関係が整っていても、フェース自体が目標に対して開いたり閉じたりすれば、打ち出し方向はばらつきます。
また、今回のデータでは、Smash Factorが高いショットが必ずしも方向性の良いショットとは限りませんでした。ミート率だけを追いかけても、コースで使えるショットの再現性が高まるとは限らないということです。
Example:同じ練習の中でも、良いショットは出ている
例えば、20球目はボールスピード151.5km/hで、左右誤差はわずか0.09yd。Face to Targetは0.24°オープン、Face to Pathは0.21°クローズでした。
50球目もボールスピード150.6km/hで、左右誤差は1.75yd。Face to Pathは0.95°クローズでした。
このように、ボールスピードが高くても方向性の良いショットは打てています。
一方、後半の82~101球目では右方向へのミスが目立ち、キャリー中央値も89.1ydに低下しました。平均左右誤差は7.6yd、Face to Path絶対値平均は1.54°でしたが、方向性の数値だけではショット全体の良し悪しを判断できません。
疲労やテンポの変化が影響した可能性はあります。
Point:7番アイアンは、現在のスイングを崩さずに左右誤差を縮める

今後の目標は、キャリーを伸ばすことよりも、95yd前後のショットを安定して打つことです。
ポジショニングマップの目標領域は、Face to Path絶対値平均3°以内、平均左右誤差8yd以内。今回の10月28日は前者を満たし、後者はあと一歩でした。
2.AWハーフショット:9月9日の良いイメージを再現できるか

Point:10月28日にも良い方向性が見られたが、9月9日の感覚は参考になる
AWのハーフショットについては、9月9日に良いスイングができていると感じました。
そのときのデータは、キャリー中央値約72.3yd、平均左右誤差約3.05yd。弾道の高さや滞空時間も含め、方向性と距離のバランスが取れていました。
10月28日にもAWの方向性が良いショットがありましたが、9月9日のデータと比較すると、まだ再現したい要素が残っています。
Reason:数値を比べると、9月9日は弾道とミートのバランスが良かった
| 指標 | 9月9日 | 10月28日 |
|---|---|---|
| ショット数 | 32 | 41 |
| キャリー中央値 | 72.32yd | 70.35yd |
| 平均左右誤差 | 3.05yd | 3.85yd |
| Face to Target絶対値平均 | 2.20° | 2.14° |
| Face to Path絶対値平均 | 2.48° | 2.79° |
| Smash Factor平均 | 1.170 | 1.101 |
※いずれも各日のAWハーフショット全体を集計した値です。
方向性については、10月28日も平均左右誤差3.85ydと、十分に小さい範囲に収まっています。Face to Targetも9月9日とほぼ同水準です。
一方、キャリー中央値は約2yd短く、Smash Factorも低くなっています。Face to Pathの絶対値平均も9月9日のほうが小さく、数値上は9月9日のほうがフェースと軌道の関係がまとまっていました。
Example:10月28日の後半にも、方向性の良いAWがあった

10月28日の61~81球目のAWハーフショット21球では、キャリー中央値71.5yd、平均左右誤差2.98yd、Face to Target絶対値平均1.77°でした。
この区間だけを見ると、方向性はかなりまとまっています。一方、Face to Path絶対値平均は2.97°で、9月9日の全体平均2.48°より大きくなっています。
また、この区間でも21球中12球がTOP判定でした。
つまり、TOP判定が多いことと、左右の方向性が良いことは、必ずしも矛盾しません。
10月28日の後半には、下半身から動き始め、力まずに振り切れたという感覚がありました。数値だけで下半身主導の動きを証明することはできませんが、方向性の良い結果が出ていることは、その感覚を大切にする理由になります。
Point:9月9日の数値を、AWの基準として残しておく
今後は、9月9日のAWハーフショットを「良いスイングの参考データ」として残し、10月28日の後半の感覚と照らし合わせていきます。
特に意識したいのは、距離を無理に伸ばすことではなく、脱力したままクラブを振り、インパクトから自然に振り抜くことです。
AWで良い感覚を再現できれば、その感覚を7番アイアンの練習にもつなげていきたいと思います。
3.今回目立ったTOP判定をどう見るか
Point:TOP判定をなくすこと自体を、練習の目標にしない
10月28日は101球中37球がTOP判定でした。内訳は、7番アイアン・ハーフショットが60球中14球、AWハーフショットが41球中23球です。
特にAWではTOP判定が半数を超えました。
ただし、今回の結果を見て、TOP判定をすべて悪いショットと決めつけることはできません。
Reason:TOP判定と、実際のショットの良し悪しは別の問題
TOP判定の中にも、キャリーやボールスピードが十分で、方向性も良いショットがありました。
例えば、7番アイアンの55球目は、キャリー約94.2yd、左右誤差約4.6yd、ボールスピード約142.0km/hでした。AoAは+0.74°、Face to Targetは0.81°クローズ、Face to Pathは1.53°クローズです。
57球目もキャリー約95.1yd、左右誤差約2.7yd、ボールスピード約142.1km/hで、Face to Pathは1.19°オープンでした。
一方、51球目や58球目のように、右方向へ大きく外れ、フェースと軌道の数値にも大きなズレが見られるTOP判定もありました。
同じTOP判定でも、結果は大きく異なります。
なお、TOPTRACERのTOP判定がどのような条件で付与されるのか、その正確な判定アルゴリズムは今回のデータだけでは分かりません。したがって、TOPというラベルだけから、ボールのどこに当たったのか、クラブがどのように動いていたのかを断定することはできません。
Example:自分の感覚とデータを組み合わせて考える
以前から、上からフェースが入っている感覚はあるものの、フェースがマットを擦らずに抜けてしまうように感じることがありました。
この感覚は、今後も検証していきたい課題です。
一般論として、クラブヘッドの最下点が安定しない、インパクト付近で身体が起き上がる、腕に力が入る、スイングのテンポが乱れる、といった要因は、ボールへの当たり方に影響する可能性があります。
ただし、今回のTOP判定だけで、これらのどれが原因なのかは特定できません。
また、AoAがマイナスだからといって、TOPではないとも言い切れません。クラブの上下方向の動きと、フェースがボールのどこに当たるかは別の要素だからです。
今後は、TOP判定が出たときに、キャリー、ボールスピード、Peak Height、Hang Time、左右誤差、AoA、Face to Path、そして実際の打感を一緒に確認していきます。
Point:TOPを直接直そうとするより、良いインパクトを再現する
TOP判定が出るたびにスイングを修正しようとすると、かえって力みが生まれるかもしれません。
まずは、TOP判定でも良い結果が出ているショットを見つけ、そのときの感覚を大切にします。逆に、ボールスピードやキャリーが大きく落ち、方向性も悪いショットについては、原因を探る材料として扱います。
目指すのは、TOPという表示をゼロにすることではなく、コースで使えるショットを安定して打てるようになることです。
4.今後の練習へのフィードバック
Point:練習の合言葉は「脱力+押し出す」
今回のデータと、これまでの練習で感じてきたことを合わせると、次の練習でも「脱力+押し出す」という感覚を大切にしたいと思います。
Reason:距離を追いかけるより、インパクトの再現性を高めたい
ショートコースでは、グリーンに乗ればパーやバーディーの可能性があり、手前に外してもアプローチ次第でパーを狙えます。一方、左右に外したり、グリーンを大きくオーバーしたりすると、スコアを崩しやすくなります。
だからこそ、今の段階では飛距離を伸ばすことより、左右のミスを減らすことに意味があります。
7番アイアンは、キャリー中央値95yd前後を維持しながら、平均左右誤差を8yd以内に近づけること。AWは、9月9日の良い感覚を参考に、70yd前後の距離と方向性を再現することを目標にします。
Example:自宅練習からTOPTRACERまで、同じ感覚をつなげる
今後の練習では、次の流れを試していきます。
- 自宅での素振り
腕に力を入れず、すっと上げて、自然に落とし、そのまま振り抜く感覚を確認する。 - インパクトを意識した練習
ボールを強く打ちにいくのではなく、脱力した状態でクラブを動かし、インパクトから押し出すイメージを持つ。 - TOPTRACERでの確認
7番アイアンはキャリー中央値、平均左右誤差、Face to Target、Face to Pathを確認する。AWはこれらに加えて、Peak HeightやHang Timeも参考にする。 - TOP判定の検証
判定だけで良否を決めず、弾道や打感と照らし合わせる。明らかなミスショットについては、通常のショットと分けて集計する。 - 疲労とテンポの確認
後半にミスが増えたときは、無理に球数を重ねず、素振りで感覚を戻す。必要なら小さな振り幅に戻してから再開する。
Point:数字で確認しながら、自然なスイングを取り戻す
7年ぶりにゴルフを再開してから、少しずつ以前の感覚が戻ってきています。
今回の10月28日も、7番アイアンではFace to Pathが小さくなり、AWでは後半に方向性の良い結果が出ました。一方、TOP判定や後半の弾道の変化など、まだ検証したいこともあります。
だからこそ、数字を見て一喜一憂するのではなく、良いショットの条件を少しずつ探っていきたいと思います。
大切にしたいのは、脱力して、自然にクラブを動かし、ボールを押し出す感覚です。
飛距離を追いかけるのは、その感覚で安定して打てるようになってからでも遅くありません。
次の練習でも、7番アイアンとAWそれぞれの良い感覚を確認しながら、ショートコースでスコアにつながるショットを増やしていきたいと思います。

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