わたしは、日々のストレス解消策の一つとして、あるオーデコロンをアロマオイル代わりに使っています。
今から20年以上も前のことになりますが、イタリアを旅していて、途中フィレンツェに立ち寄った際、オーデコロンを手に入れたいと思い、あのサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局に行きました。
現在では日本でも手に入るようですが、当時は、現地まで行かないとこの薬局調合のモノを手に入れることはできませんでした。
このサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局は、現存する世界最古の薬局として知られています。起源は13世紀まで遡るといいます。
創業についての助言と協力のあったトスカーナ大公(メディチ家)からは王家御用達精練所の称号を受け、今日に至っても800年以上の歴史を持つ伝統を守り、オーデコロンや石鹸、ボディーケア、スキンケア、ヘアーケア、マウスケア、シェービング、といったラインナップの製品を昔からのレシピに基づいて作り続けており、高品質な商品は世界中の人に愛されています。
日本では複数の企業がフィレンツェの本店と提携して、店舗を展開しているようです。
数年前、「ハンニバル」という映画で、このフィレンツェの本店で、ハンニバル・レクターがヒロインのクラリス・スターリンングにプレゼントする石鹸を購入するシーンがありましたね。
この本店で、2種類のオーデコロンを買いました。
なんと、3時間くらい、あれでもない、これでもない、と迷いに迷った末のことです。
何しろ、種類がたくさんありまして、しかも、イタリア語表示なものですから、なかなか理解するまで時間がかかってしまい、ショップの店員の方も相手するのがさぞかし大変だったでしょうねぇ。
んー、あれか?みたいな感じで、鼻を犬のようにクンクンさせながら、何十種類もある中から、自分の好みのものを選ぶ作業は何と骨の折れる作業でした。
慣れた人は、いくつかの候補を店員に告げ、それらの香りを確認して、すぐに購入を決めていましたし、店員も慣れたもので常連さんには、何も言われなくてもいつも買っているものたちと、新しい香りのモノたちの中から嗜好が合いそうなものをチョイスして紹介していたようです。
私など、何も分からないから、とりあえずテスターとして並んでいたモノたちを片っ端から鼻をクンクンさせて確認していったわけです。
あの情景は滑稽だったろうなぁと今更ながら思ってしまいますが、ハンニバルのように監視カメラにも映っていたのかと思うと、怪しげな東洋人が背を丸めて良からぬことをしているのではないか、と疑われても仕方なかったかもしれません。
しかし、当時は、日本人ウェルカモ!の時代でしたから、良いカモ状態になっていたのかもしれませんね。
まぁ、当時は、憧れの店に来ることができた興奮が先に立ち、そんな風に滑稽な状況などさらさら思いもしませんでした。
若かったという事もあったんでしょうけど。
もし今、あの薬局に行ったとしたら、ゆったりと構えて、さも知っていますよといった風情で振舞うことはできるんだろうか・・・、いや、やっぱり同じでしょうねぇ・・・鼻クンクンで、ウェルカモなんだろうなぁ・・・
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そうして選んだのが、サンダルウッドとヴァーベナです。
今更ながら、良いチョイスをしたと思っています。
とても好きな香りです。
パッケージも可愛らしいですね。
薬局で選んでいるときは、瓶が小さいんじゃないか、直ぐになくなってしまうんではないか、と複数買おうかと思ったものでしたが、
どうしてどうして、ホンモノはほんの1、2滴使うだけで、その芳しい香りの持続性は思ったほど以上に続くのでした。
これらの香りは、あの花の都とまで言われているフィレンツェの素敵なショップやホテルのロビーに入ったときの芳しい花束のような香りを思い起こさせます。
これだけで、一瞬でもストレス解消になるんですからうれしい事です。
サンダルウッドは、サンダルウッドの木からエキスを抽出しますが、この木はインドのマイソール地方で産出されるものが最高級とされ、もちろんそのエッセンシャルオイルも同様です。
私が仕事でインドに関わっていたとき、一度だけマイソールへ行ったことがありますが、サンダルウッドの工場を訪ねた際、この木の一本一本がすべて番号が割り振られ政府によって厳重に管理されていることを知りました。
それだけ高価なものらしいのですが、それでも、工場で販売していたエッセンシャルオイルは、5mlで5000円程度でした。
それはそれで、香りはすばらしい、確かにサンダルウッドなんですが、でも、やっぱり、ノヴェッラ薬局調合のオーデコロンが何ともいえない甘くてさわやかな香りなんです。
違うもの同士を比較しても仕方がないのですが、私が買ったモノは、サンダルウッドの香りをノヴェッラ風にアレンジして、本質を損なうことなく、花の都フィレンツェにふさわしい香りを演出しているんだ、と改めてノヴェッラ薬局が長年使い続けてきたレシピとそのレシピ作りにかかわった方々の努力に感謝の気持ちしかありません。
ヴァーヴェナ系では、今、ロクシタンで様々なモノたちが販売されていて人気のようですね。
どうでしょうね、このサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局のモノと比べてその香りは・・・ちょっと興味がありますね。
皆さんも、このサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の香りを楽しんで、日ごろのココロとカラダの疲れを癒してみてはいかがでしょうか?
そして、トスカーナの極上赤ワインでまったりするのもおすすめです。
現地(イタリア・トスカーナ)の人に薦められて買った極上赤ワイン、ココロを震わすファットリア・デイ・バルビ95年モノの思い出
《サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局のモノたちを買うなら・・・》
もちろん、日本国内でも正規の販売店があります。
URL http://www.santamarianovella.jp/
ですが、ある程度ほしいものが決まっているのなら、ネットで購入するのもアリですね。
私が愛用しているサンダルウッドの香り、
もし、使い切ってしまったらどうしようかと思っていたのですが、
アマゾンで購入できることがわかりました。
サンタ・マリア・ノヴェッラ(SANTA MARIA NOVELLA) サンダーロ EDC BT 100ml[並行輸入品] 新品価格 |
わたしが以前購入したパッケージとは、だいぶ様変わりしてますね。
いまのこのパッケージはなかなか可愛らしく女性受けしそうです。
そして、サンダルウッドのバスオイルもありました。
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あの憧れのサンタマリアノヴェッラ薬局!
そのサンダルウッドの芳しい香りがお風呂でも楽しめるなんて♪
バスタイムも楽しくなりそうですね。
そして、男性向けもありました!
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髭剃り後に、、、良いですねぇ~
そして、
サンタ・マリア・ノヴェッラ メンズソープ サンダーロ 130g 新品価格 |
うん、石鹸ですね。これもいい。
お財布にもやさしい値段ですから、
まずは、この石鹸で、サンタマリアノヴェッラ・デビューしてみて、
香りが気に入ったら、バスオイルだとか、本丸のオーデコロンへと広げていくのも良いでしょうね!
大切な人への贈り物にも良さそうです。
わたしも、バスオイル、石鹸を買ってみようかと思いました。
自分用に、もちろん。。
そして今、ふと思い出したのですが、サンダルウッドの石鹸のこと。
数年前に使っていたことがありました。
とは言っても、サンタマリアノヴェッラのものではなく、インド製でしたが・・・
仕事先のバンガロールに滞在中、ずっと使っていて、確かにサンダルウッドの香りがして心地よかったので、日本でも使おうと買ってきたのですが・・・
どうも、香りが強すぎるのと、洗浄力がありすぎで、皮膚がバリバリになってしまい、使うのを止めてしまいました。
インド現地で使っているときには快適に使えていたんですが、、、
おそらく、インドの蒸し暑い気候や、あの水、そしてカレーのフレーバー漂う空気感などが相まって、現地では、心地よく使えていたんでしょうね、きっと。
と、ちょっと、ネガティブなことを思い出してしまいましたが、
サンタマリアノヴェッラ製サンダルウッド石鹸は、まず、そのようなことはない!
あるわけがない!!
と、あのフィレンツェのサンタマリアノヴェッラ薬局でのひと時を思い起こしながら、自分に言い聞かせるのでした・・・
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