ゴルフを7年ぶりに再開してから、これまで私は、練習場の計測器やシミュレーターなどを使って、自分のスイングを数字で確認することを重視してきました。
TOPTRACERで飛距離やボールスピードを確認し、FiT24のDITECTではインパクトの瞬間を動画と数値で確認する。
こうした「数字で見る練習」は、自分の感覚だけでは分からないことを教えてくれます。
一方で、最近、自宅の庭で飛ばないボールを使った練習を続ける中で、自分の身体で感じる変化にも、かなり大きな意味があることに気づきました。
今回は、その気づきを今後の練習メニューにどう生かしていくかを整理してみます。
144球の7番アイアン練習で見えてきたこと
先日、自宅の庭に作った簡易的なドライビングレンジで、飛ばないボールを使って7番アイアンを144球ほど打ちました。
中心にしたのは、最近取り組んでいるジャイロスイングのクォーターショットです。
最初から「正しいスイングをしよう」と細かく考えるのではなく、同じ動きを繰り返していきました。
すると、球数を重ねるにつれて、
「あ、これがヒットする感覚なのか」
というものが少しずつ分かってきました。
これは、これまでの練習とは少し違う感覚でした。
頭で「こう振らなければ」と考えるのではなく、同じ動きを何度も繰り返すことで、身体の方が少しずつ答えを見つけてくる。
そんな感覚です。
ボールの位置も少し手前だったかもしれない
そして、もう一つ気づいたことがあります。
これまで私は、7番アイアンのボール位置が、もしかすると少し手前すぎたのではないかと思うようになりました。
これは、最初から理論的に考えて分かったわけではありません。
同じクォーターショットを何度も繰り返して、ヒットする感覚が出てきたことで、
「この位置の方がクラブが自然にボールに入ってくる」
という身体感覚が出てきたのです。
だから、今後はボール位置についても、何cmと決めつけるのではなく、自然にヒットできる位置を反復の中で探していくつもりです。
幕から跳ね返ってくるボールにも違いがあった
さらに自宅練習をしていて、面白いことに気づきました。
同じようなショットができていると、ボールがネット代わりの幕に当たった後の跳ね返り方も似ています。
そして、ボールが戻ってくる場所までほぼ同じになるのです。
もちろん、これはDITECTのようにインパクトを直接測定しているわけではありません。
それでも、自宅練習における「再現性」を確認する簡単な目安にはなります。
例えば、
同じ場所に戻ってくる球が増えてきた
↓
同じショットが繰り返せている
↓
そのスイングを次の段階で計測してみる
という使い方ができます。
これは、自宅練習の新しいメリットだと感じています。
「考える練習」から「身体で覚える練習」へ
ゴルフを再開してから、私はスイングについてかなりいろいろ考えてきました。
頭を上げない。
肩を回す。
下半身を使う。
丹田から動く。
腕に力を入れすぎない。
9時から3時の動き。
フィニッシュを3秒保つ。
どれも大切なことですが、これを全部同時に考えてしまうと、かえって身体が動かなくなることがあります。
そこで今は、
「あまり考えすぎず、反復する」
ことを意識しています。
自宅での素振り。
タオルスイング。
飛ばないボールを使った7番アイアンのクォーターショット。
これを繰り返して、身体に覚えてもらう。
中部銀次郎さんの「頭を動かさない」練習も取り入れる
最近、もう一つ面白い練習を取り入れています。
中部銀次郎さんが行っていたとされる、頭部を壁につけ、上下左右に動かさないようにしてスイングするシャドースイングです。
これをやった後にタオルスイングをすると、不思議なくらい簡単に、
「びゅっ」
という感じでタオルが振れます。
頭を安定させることで、身体の中心を安定させたまま身体を動かす感覚が分かりやすくなるようです。
その直後にタオルを振ることで、腕を力ませずにクラブを振る感覚につながります。
ただし、実際のゴルフスイングで「頭を絶対に動かさない」という意味ではありません。
あくまで、身体の中心を安定させて振る感覚を作るためのドリルとして使っています。
昔の先生に教わった「自然なポスチャー」
もう一つ、昔ゴルフを教えてもらった先生から教わったことを、最近あらためて思い出しました。
クラブを構えたとき、
腕をだらっと自然に下げる。
その身体の傾きに対して、クラブが自然に地面に収まる。
クラブのヒールだけ、あるいはトウだけが極端に接地するのではなく、ソールが自然に地面に収まる状態を作る。
つまり、
「手でクラブを正しい位置に置く」のではなく、「身体を自然に構えた結果、クラブが自然な位置に来る」
という考え方です。
これも今の私の練習に非常に合っています。
ポスチャーを頭で細かく作るのではなく、反復練習によって、自然と良い構えになるようにしていく。
ハーフショットは「飛距離」より「基準ショット」にする

最近は、7番アイアンとAWのハーフショットについても、自分なりの距離感が見えてきました。
私の場合、
- 7番アイアンのハーフ:約96~97ヤード
- AWのハーフ:約61ヤード
- AWはこれまでの四ツ池などのデータを考えると、実戦的には65~70ヤード程度
というところです。
一般的なアマチュアの目安と比較しても、ハーフショットとして十分な距離が出ています。
そこで、今後は「もっと飛ばそう」とするのではなく、
このハーフショットをどれだけ再現できるか
を重視することにしました。
そして、
クォーター
↓
ハーフ
↓
3/4
↓
フル
と、徐々に振り幅を広げていく。
それぞれを別のスイングと考えるのではなく、同じスイングの振り幅を少しずつ大きくしていくイメージです。
自宅練習 → TOPTRACER → DITECTという流れ
今回の自宅練習で感じたメリットを、今後の練習メニューにも反映させていきたいと思っています。
まず自宅では、
素振り+タオルスイング+飛ばないボール
を繰り返します。
そして、ボールが戻ってくる位置などを見ながら、
「同じショットができるようになってきた」
という段階まで持っていく。
その上でTOPTRACERに行き、飛距離やボールスピードなどの数字を確認する。
さらに再現性が高まった段階でFiT24のDITECTを使い、実際のインパクト動画と数値を確認する。
これなら、
自宅で身体の感覚を作る
↓
TOPTRACERで結果を見る
↓
DITECTでインパクトを確認する
↓
気づきをまた自宅練習に戻す
というサイクルができます。
「上手くなるための練習」から「自分で気づく練習」へ
今回、一番大きかったのは、144球打ったことではありません。
144球打ったからこそ、自分の身体の変化に気づけたことです。
「ヒットする感覚が分かってきた」
「ボール位置が少し手前だったかもしれない」
「同じショットなら、幕から戻ってくる場所も同じになる」
「頭を安定させてからタオルを振ると、簡単にびゅっと振れる」
こうした気づきは、誰かに数字を教えてもらったものではありません。
自分で打って、自分の身体で感じたものです。
もちろん、感覚だけでは間違っていることもあります。
だからこそ、TOPTRACERやDITECTという数字・映像による確認が役に立つ。
「感覚」と「データ」の両方を使いながら、自分のスイングを少しずつ作っていく。
7年ぶりにゴルフを再開した66歳の私にとって、今はこのやり方が一番しっくりきています。
これからの練習メニュー
当面は、次のような流れで続けてみます。
自宅
- シャドースイング
- 頭部を安定させる壁ドリル
- タオルスイング
- 7Iクォーター
- 7Iハーフ
- AWクォーター
- AWハーフ
- 飛ばないボールによる反復
↓
定期的にTOPTRACER
- キャリー
- ボールスピード
- ミート率の推定
- ショットのばらつき
↓
月1回程度、FiT24のDITECT
- インパクト動画
- インパクトの実測データ
- 自宅で感じている「再現性」が実際のインパクトにも表れているか確認
そして、そこで得た新しい気づきを、また自宅練習に戻していく。
練習して、気づいて、確認して、また練習する。
今は、この繰り返しそのものが、7年ぶりに再開した私のゴルフを少しずつ取り戻してくれているように感じています。


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