「ゴルフが上手くなりたいけれど、どう練習すればいいのか分からない」
そんなゴルファーにとって、インドアゴルフは便利な練習環境です。
しかし、インドアゴルフに通って、ただボールをたくさん打てば上達するというわけではありません。
大切なのは、自分のゴルフのレベルに合った課題を決め、それを反復し、結果を確認しながら次の段階へ進んでいくことです。
この記事では、
- なぜゴルフに反復練習が必要なのか
- 初心者と経験者では何が違うのか
- 100切り、90台、80台では何を反復すればよいのか
- インドアゴルフを自主練習にどう利用するのか
- いつまでも同じ練習を続けないためにはどうするのか
について考えてみます。
ゴルフ上達には「反復練習」が欠かせない
ゴルフは、頭で理解するだけでは上手く打てるようになりません。
グリップ、アドレス、スイング、インパクト、距離感など、実際に身体を動かして繰り返すことで身についていく部分がたくさんあります。
その意味で、反復練習はゴルフ上達の基本の一つです。
ゴルフの運動学習についてまとめた2024年のシステマティックレビューでも、練習方法について複数の研究が紹介されています。
例えば、初心者のパッティングでは、同じ条件を繰り返す「ブロック練習」が動作を身につける段階で役立つ一方、練習条件を変化させるランダム練習や、ブロック練習から徐々に変化させていく方法が、その後の保持や別の条件への転移で有利な結果を示した研究もあります。
つまり、
反復練習は大切。でも、いつまでも同じことだけを繰り返せばいいわけではない。
ということです。
初心者が自己流で反復練習するときは注意が必要
例えば、ゴルフを全くやったことがない人が、動画などを見ながら見よう見まねでスイングを始めたとします。
そして、
「毎日100球打とう」
「毎日200球打とう」
と練習したらどうでしょうか。
もちろん、練習量を増やすこと自体は悪いことではありません。
ただし、初心者には、
- グリップはこれでいいのか
- ボールの位置は正しいのか
- アドレスはどうすればいいのか
- クラブをどう動かせばいいのか
- 自分のミスは何が原因なのか
を判断する基準がありません。
そのため、初心者の場合は、
基本を教わる
↓
正しい動きを理解する
↓
小さな動きで反復する
↓
確認する
↓
徐々に大きな動きへ進む
という流れが大切になります。
インドアゴルフを利用する場合も、まったくの初心者なら、レッスンなどで基本を確認してから自主練習を始める方法があります。
一度ゴルフを身につけた人の「再開」は少し違う
一方で、以前ゴルフをしていた人が長いブランクを経て再開する場合は、事情が違います。
例えば、
- 以前は100を切っていた
- 90台で回っていた
- 80台を出したことがある
- 数年間ゴルフから離れていた
というゴルファーです。
この場合、現在の身体能力や飛距離などは以前と変わっているかもしれません。
しかし、一度ゴルフの動作を身につけた経験があるという点では、全くの初心者とは違います。
そこで、
新しいスイングを一から作るのではなく、以前できていた基本的な動きを少しずつ取り戻す
という考え方もできます。
例えば、
- グリップ
- アドレス
- 素振り
- ハーフスイング
- アプローチ
- 得意だったアイアン
- インパクト
- 距離感
などを繰り返していきます。
このような「取り戻すための反復練習」は、インドアゴルフとも相性がいいでしょう。
ゴルファーのレベルによって「反復するもの」は違う
ここが、インドアゴルフを自主練習に利用するうえで特に重要なところです。
「反復練習」といっても、すべてのゴルファーが同じ練習をするわけではありません。
初心者
まずは、
- グリップ
- アドレス
- ハーフスイング
- ボールを正しく打つ
といった基本動作を反復します。
110~120台
次に、
大きなミスを減らすこと
を意識します。
例えば、
- 7番アイアン
- ハーフスイング
- アプローチ
- ティーショット
など、自分が特に苦手な部分を繰り返します。
100台
この段階では、
「たまたま良い球が出る」から「同じようなショットを繰り返せる」へ
進むことが重要になります。
例えば、
- 7番アイアンの方向性
- AWの距離
- 30~50ヤードのアプローチ
- ティーショット
などです。
90台
90台まで来ると、単純にボールを打つだけではなく、
自分の得意なショットを高い確率で再現する
ことが重要になってきます。
ハーフショットや3/4ショット、アプローチなど、フルショット以外の練習も有効です。
80台
さらに、
練習場でできることを、コースでもできるようにする
段階へ進みます。
基本動作を反復しながら、
- 番手を変える
- 距離を変える
- 方向を変える
- 状況を変える
- コースを想定する
といった練習を増やしていきます。
※ここで示したスコア帯は、科学的に決められた練習区分ではなく、一般ゴルファーが練習内容を考えるための一つの目安です。
「100球打つ」だけでは反復練習にならない
インドアゴルフでは、短時間で多くのボールを打つことができます。
しかし、
「今日は100球打った」
だけでは、その100球が上達につながったのか分かりません。
例えば、
今日のテーマ
7番アイアンのハーフショット
と決める。
10球打つ。
↓
弾道と方向を見る。
↓
グリップや身体の動きを確認する。
↓
もう10球打つ。
↓
結果を確認する。
このように、
打つ → 確認する → 修正する → また打つ
というサイクルを作ることが大切です。
同じ100球でも、目的を持って反復するのと、何となく100球打つのでは意味が変わります。
インドアゴルフは「反復+フィードバック」ができる
インドアゴルフを自主練習に利用する大きなメリットの一つが、練習とフィードバックを組み合わせやすいことです。
施設によって異なりますが、シミュレーターやスイング解析機によって、
- キャリー
- 総距離
- 打ち出し方向
- 打ち出し角
- ボールスピード
- スピン
- 左右の曲がり
- スイング映像
などを確認できます。
すると、
打つ
↓
結果を見る
↓
課題を考える
↓
もう一度打つ
という練習ができます。
例えば、
「今日はAWの50ヤードを10球ずつ打って、距離のばらつきを確認する」
という練習もできます。
インドアゴルフを「ラウンドする場所」だけではなく、自分の課題を反復して確認する場所として利用するわけです。
反復練習は「同じことを永遠に続ける」ことではない
ここは、反復練習を考えるうえで非常に重要です。
例えば、
7番アイアンを100球打つ
ことから始めたとします。
最初はそれでいいかもしれません。
しかし、ある程度安定してきたら、
7番アイアン10球
↓
7番アイアン・5球+9番アイアン・5球
↓
7番・9番・AWをランダムに
↓
「100ヤードなら何番でどう打つか」を判断する
というように、練習内容を変えていきます。
ゴルフ上達に関する研究でも、同じ課題をまとめて練習する方法に比べ、練習条件を変化させる方法が、保持や転移で有利になるケースが報告されています。特に、最初からすべてをランダムにするのではなく、反復から徐々に変化を加えていく方法も研究されています。
つまり、
反復練習を卒業するのではなく、反復練習の難易度を上げていく。
という考え方です。
私は7番アイアンでクォーターショットとハーフショットを反復練習
反復練習では、うまくいかないときに同じことを無理に繰り返す必要はありません。
実際に私は、7番アイアンでクォーターショットの反復練習をしていて、安定してきたら、次にハーフショットへ進んでいます。
そこで当たりが悪くなったら、もう一度クォーターショットに戻る。そしてインパクトやスイングの感覚を整えてから、再びハーフショットを試す。
このように「できる動き」と「少し難しい動き」を行き来しながら練習することで、徐々にできる範囲を広げていく方法を採っています。
「反復 → 変化 → 実戦」という練習サイクル
自主練習を考えるなら、私はこの3段階で考えると分かりやすいと思います。
① 反復する
まずは同じ動きを繰り返して、動作を安定させる。
グリップ、ハーフスイング、アプローチ、特定の番手など。
↓
② 変化を加える
ある程度できるようになったら、
距離・方向・クラブなどを変える。
↓
③ 実戦で使う
最後に、
実際のコースで使ってみる。
これが、
反復 → 変化 → 実戦
という流れです。
そしてコースで問題が見つかったら、
実戦 → 課題発見 → インドアで反復
と戻ればいい。
これなら、インドアゴルフが単独で完結するのではなく、コースとつながった自主練習の拠点になります。
インドアゴルフだけで完結させる必要はない
インドアゴルフには得意な練習があります。
例えば、
| 練習場所 | 主な役割 |
|---|---|
| 自宅 | 素振り・身体の動き・イメージ |
| インドアゴルフ | スイング反復・データ確認 |
| 屋外練習場 | 実際の弾道・飛距離・風 |
| ショートコース | 芝・アプローチ・距離感 |
| 本コース | 実戦・判断・コースマネジメント |
このように役割を分ければいいのです。
インドアゴルフの強みは、
天候や時間に左右されにくい環境で、課題を決めて繰り返し練習できること。
そして、シミュレーターなどの設備によっては、その結果を数字や映像で確認できます。
インドアゴルフを「上達するための練習場」にする
インドアゴルフを、
「雨の日でもゴルフができる場所」
「シミュレーションでラウンドを楽しむ場所」
と考えるだけでは、少しもったいないかもしれません。
自主練習の場として考えれば、
自分の課題を決める
↓
それを反復する
↓
データや弾道を確認する
↓
修正する
↓
もう一度反復する
という、上達のためのサイクルを作ることができます。
そして、できるようになったら練習内容を変える。
最後は屋外やショートコース、本コースで試してみる。
うまくいかなければ、またインドアゴルフに戻る。
この循環ができれば、インドアゴルフは単なる「室内でボールを打つ場所」ではなく、
自分でゴルフを上達させていくための練習拠点
になります。
まずは一度、インドアゴルフを体験してみる
ここまで読んで、
「自主練習にインドアゴルフを使ってみようかな」
と思った方は、いきなり入会するのではなく、まず無料体験などを利用して、自分に合うか試してみるのも一つの方法です。
現在、主要なインドアゴルフの中には無料体験を用意しているところがあります。
FiT24インドアゴルフ

セルフ練習を中心に利用したい人には、選択肢の一つです。
FiT24インドアゴルフでは、打席を予約して診断機を利用した試打ができます。店舗によってスタッフ対応の有無などが異なります。
GOLF NEXT 24

完全個室のシミュレーションゴルフで、周囲を気にせず練習したい人に向いています。
公式サイトでは初回無料体験を案内しており、練習モードやコース練習なども用意されています。
👉【50分無料体験デイはこちら】GOLFNEXT24ZEN GOLF RANGE

自主練習だけでなく、レッスンも組み合わせながら練習したい人向けの選択肢です。
高精度シミュレーターやスイング解析機を利用し、レッスンとレンジ練習を組み合わせられます。公式サイトでは体験レッスンを受け付けています。
👉 ZEN GOLF RANGEの体験レッスンを確認するSMART GOLF

個室またはプライベート性の高い環境で、自分のペースで練習したい人向けの選択肢です。
AIによるスイング診断やショットデータのスマートフォン連携などを特徴としており、公式サイトでは無料体験を案内しています。
※無料体験の内容、対象店舗、予約方法、キャンペーンなどは変更される場合があります。申し込み前に各サービスの公式サイト・店舗ページで最新情報をご確認ください。
まとめ|インドアゴルフを「上達のための自主練習」に
ゴルフの上達に、反復練習は欠かせません。
しかし、
初心者と経験者では反復するものが違う。
そして、
100切り、90台、80台でも反復する内容は変わる。
さらに、ある程度できるようになったら、
反復 → 変化 → 実戦
へと練習内容を進めていく。
だからこそ、インドアゴルフは自主練習の場として活用できます。
大切なのは、
「今日は何球打つか」ではなく、「今日は何を身につけるために練習するのか」
を決めること。
そして、
気づく → 練習する → 確認する → 修正する → もう一度練習する
というサイクルを作ることです。
「ゴルフを上達させたいけれど、練習方法が分からない」
そんな方は、まず一度インドアゴルフを体験して、自分に合った自主練習の環境を探してみるところから始めてもいいのではないでしょうか。







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