幼児教育は0歳からが大切!脳育を科学的に実践するおすすめの方法とは?

家庭教材

2019年10月1日より幼児教育・保育の無償化がスタートしました。これにより3歳~5歳児の利用料が無償になります。大変喜ばしいことです。この幼児期(幼稚園・保育所)から、初等中等教育、高等教育と学習指導要領は決められていますが、0歳児からは特に定めはありません。

しかし、多くの研究結果から、0歳児からの教育がその後の人生に大きな影響を与えることが明らかとなっています。今回は、0歳児からの幼児教育の大切さと、実際にどのように実践すればよいのかについて解説します。

現在の幼児教育に対する考え方は主に3歳以上が対象

現在、日本では幼児教育の枠組みとして、幼稚園教育・保育所保育・幼保連携型認定こども園教育・保育がありますが、いずれも3歳以上について共通性を持たせることが方針として挙げられています。

そして、幼児教育と小学校以上の教育との繋がりを強く意識しており、知識・技能、思考力・判断力・表現力など、学びに向かう力・人間性など、という3つの柱を基本にしています。

一方、0歳~2歳児までは、乳児保育として、家庭での養育が基本となっています。

0歳からの幼児教育の重要性とは?

0歳~2歳児までの時期においては、子供の発達が飛躍的に進み、様々な成長の段階が見られるという特徴があります。
具体的には、子供の脳は3歳までに80%が完成すると言われており、この時期に前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉、小脳といった脳の5つの部位を、バランスよく伸ばしていく事が大切です。

従って、専門職である保育士によって、それぞれの子供の発達過程に応じた「学び」の支援が、生活や学びの場面で行われることが重要であることはもちろんですが、子育ての中心的存在である両親にとっても、0歳からの子供に対する適切な教育方法を習得しておくことは決して無駄ではありません。

そして、幼児期の就学前教育に関する数多くの研究結果から、幼児期、特に0歳児から幼児教育を始めることが、その後の人生に大きな影響を与えることが分かっています。


さらに、0歳児から適切な教育を施すことによって、子供の認知的及び非認知的能力発達に肯定的な影響を持つとの結果が複数の大規模研究から得られています。

認知的スキル:IQテストや学力検査などによって測定される能力のこと
非認知的スキル:肉体的・精神的な健康や、忍耐力、やる気、自信、協調性のような社会的な性質のこと

0歳からの幼児期に始める効果のある教育方法とは?

0歳からの幼児期には、脳科学に基づくトレーニング、臨床心理学をベースとした心理学トレーニング、スポーツ科学に基づいたアンバランストレーニングの3つを行うことが特に効果的です。

脳科学に基づくトレーニングの重要性

子供の脳は3歳までに80%が完成します。そこでこの時期に、前頭葉・側頭葉・頭頂葉・後頭葉・小脳という5つの脳の部位を全てバランスよく伸ばしていく事が大切です。

臨床心理学に基づくトレーニングの重要性

子供の心に働きかける育児法として、子供の自己肯定感や自己抑制力、探求心などを伸ばすために心理学に基づくトレーニングが効果的です。

スポーツ科学に基づくトレーニングの重要性

子供のバランス感覚を伸ばすために、あえてアンバランスな状況を作り、そのアンバランスな環境の中でトレーニングをすることによって、脳を大幅に活性化させることができます。

0歳からの幼児期に始める効果のある教育方法の枠組みとは?

0歳からの幼児期に始める効果のある教育方法は、脳科学に基づくトレーニング、臨床心理学に基づくトレーニング、スポーツ科学に基づくトレーニングを実践することですが、ここでは、その枠組みについて紹介します。

《0歳からの幼児期に始める教育方法の枠組み》

① 子供の特性
子供たちの「どうして?なんで?」という行動の意味について理解する。
② 脳の仕組み
脳の5つの部位が何を担っていて、どこを育てるとどう育つのかなどの脳の仕組みを理解する。
③ 記憶
様々な「記憶」の種類を学び、優位性のある記憶で記憶させていく方法を理解する。
④ 運動機能
子供の身体発達の仕組み、器用に指先を使うための第一歩などを理解する。
⑤ 乳幼児の関わり方と育て方
脳科学的にみる乳幼児の好む音、泣くことの意味、読み聞かせの練習などを理解する。
⑥ 食育
子供の心と食事の関係性、好き嫌いは?子供には何を食べさせればいいのか?を理解する。
⑦ 五感
五感の重要性、五感はどう使わせてあげれば子供の脳に良いのかを理解する。
⑧ 言語発達
子供の脳を鍛える話し方、効率の良い言葉の獲得過程や、子供の知識・想像の育て方などを理解する。
⑨ 視覚機能
生活の中や、学習面での視覚の重要性、また緊張のコントロールなどを理解する。
⑩ キレない子供の育て方
なぜキレやすい子が育つのか、キレない子供にするための4つの方法を理解する。
⑪ 自己紹介トレーニング
パフォーマンス力をつけるために、自己紹介のコツを理解する。
⑫ ハッピーマップの作り方
子供が、自分自身が大事にしていることを理解する。
⑬ 脳別カリキュラムの説明方法
アウトプット方法を学び、5つの脳別カリキュラムを理解する。
⑭ 遊びの伝え方・ステップアップ方法
遊びの「脳から見た」伝え方と、1つのおもちゃを使って、子供の発達に合わせたステップアップ方法を理解する。
⑮ 身近なものでカリキュラムを作る
100均などで揃う身近にある簡単なもので、オリジナルのカリキュラムを作る。
⑯ 同じおもちゃでステップアップ
同じおもちゃを使って、小さい子から大きい子まで遊ぶ方法を考える。

この16段階の枠組みを理解し、実践することで、幼児の脳と心のしくみを理解することができ、日々の悩みや疑問を解決することができます。加えて、幼児の発達を理論的に学ぶことで、イライラしない育児、心から楽しむ育児が可能となります。

0歳児からのおすすめ教育方法は?

幼児期の就学前教育に関する数多くの研究結果から、幼児期、特に0歳児から幼児教育を始めることが、その後の人生に大きな影響を与えることが分かっています。

そして、0歳からの幼児期には、脳科学に基づくトレーニング、臨床心理学をベースとした心理学トレーニング、スポーツ科学に基づいたアンバランストレーニングの3つを行うことが特に効果的で、その枠組みについては既に述べたとおりです。

この枠組みに基づく0歳児からの教育方法を実践しているプログラムが、脳の観点から子育てが学べる「乳幼児教育アドバイザーです。
これは、科学的に開発された幼児教育カリキュラムで、育児を理論的に学べるアカデミーとして最近注目を集めています。

このプログラムを修了するには、ある一定期間が必要ですが、通学できない場合でもオンライン講座がありますので、全国どこからでも学ぶことができます。
また、身近な100均グッズを知育おもちゃに変身させる方法や、「げんこつ山の狸さん」などの手遊び歌による知育方法、楽しいダンスで脳育ができる方法など、1日で習得できるプログラムもあります。

興味のある方は、お問合せしてみることをおすすめします。

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