英語のリスニングとスピーキング!対策どうする?自主学習で効果的な方法を紹介

家庭教材

小学校では2020年度から、中学校では2021年度、高校では2022年度から英語の授業内容が変わります。

これまで、「読む」「書く」のインプット中心であった授業から、「聞く」「話す」のアウトプットへの取り組みも進め、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能についてバランスのとれた学習を行うことで、「使える」英語を習得できるようにするというものです。

このため、英語の自主学習においては、他の教科以上に継続的に「読む」「書く」のインプットと、「聞く」「話す」のアウトプットへの取り組みを行い、これを習慣化することが求められます。

母国語の日本語であれば、とりあえずは日常的に「読む」「書く」「聞く」「話す」ができていることもあり、それほど意識することがないかもしれませんが、馴染みのない英語についてはそうもいきません。とりわけ、英語に苦手意識を持っている日本人が多い現状を考えれば、家庭で英語のアウトプットに対する自主学習の環境を作っていくというのは難しいと言わざるを得ません。

日本のこれまでの英語教育では、「読む」「書く」のインプット学習については、長年の取り組みもあり自主学習のやり方が確立していると言えそうですが、「聞く」「話す」のアウトプット学習となると、日本人特有の「話すことに自信がない」「恥ずかしい」といった心理的な壁や、費用面の負担もあり、英会話レッスンなどで英語に慣れ親しむということに躊躇してしまうというのが現実です。

そこで今回は、英会話レッスンは受けたくないけど、1人でできる自主学習で効果的なアウトプット学習法はないのか?とお探しの方におすすめの方法を紹介します。

英語のリスニングとスピーキングの自主学習におすすめの方法とは?

英語

英語の自主学習では、「読む」「書く」のインプット中心となりがちです。そして、「読む」場合に黙読をしてしまうことも多く、英語をマスターできていない状況では頭の中で英語を日本語に都度訳しながら読むことに繋がってしまいます。

英語をマスターできていない状況でこの黙読スタイルを続けていると、英語を英語として理解することができません。一方で、英文を読むときに声を出して読んでいる、つまり「音読」をしている時は、日本語に訳した状態ではなく、イメージで結び付けるような状態になっているはずです。

このイメージで結び付けるような状態にしておくことで、英語を英語として理解できる下地ができてきます。

従って、英語の自主学習をする際には、黙読して読んでインプットする時間を確保する以外に、声に出して読んで音読するようにして、英語を英語として理解できるようにすることが大切です。このことによって「英語脳」が形づくられるようになれば、ネイティブな英語を使う人たちとの会話のやりとりもスムーズにできるようになってきます。

ただし、英文を音読する場合には、その英文の意味を理解していることが前提となります。まったく意味のわからない英文を何度も音読しても効果はありませんので注意が必要です。

そのため、音読する英文の単語や文法、フレーズなどについては、基本的な意味を抑えておくことが「音読」の前提となります。

英語の自主学習で実績がある「音読」のやり方

Yurika (Flickr collection by Getty images)

英語の自主学習で音読を行う場合は、その英文の意味を理解していることが前提となりますので、音読に取り組むときには、授業の復習でコツを掴むのがよいでしょう。

英語授業の復習で「音読」のコツを掴む

学校から帰ってきたら、早速「音読」を使って復習してみましょう。

  1. その日に授業で習った単元の音声を何度か聞いて、その内容の意味をイメージしなおします(※音源がなければ、2から始めます)。
  2. 教科書を読みなおして意味を理解します。わからない単語があれば辞書で調べ、習った単元の意味を理解します。
  3. 習った単元の英文を声に出して読みます(最低3回、できれば何度も納得できるまで)。
  4. 音声を流しながら、シャドーイングをします(※シャドーイングと言うのは、音声を聴きながら、その聴いた音を影のように追いかけて読む練習方法です(最低3回、できれば何度も納得できるまで)。
  5. シャドーイングに慣れてきたら、音声を流しながらオーバーラッピングにもチャレンジしてみます(※オーバーラッピングとは、英文を見ながら音声と同時に音読することです)。

以上を毎日実践し、特に4と5に取り組むことで、発音やイントネーション、アクセントなどが自分流になるのを防ぎ、ネイティブの正しい発音やイントネーションを真似やすくなり、それが正しい発音へと繋がっていきます。

正しい発音で音読するようになると、リスニングに対する効果が高まりますので、日頃から正しい発音を身に付ける取り組みはとても大切なことです。

以上のやり方は、1970年刊行の「英語の話し方(國広正雄著)」で著者の國広氏によって提唱され、以後根強い支持と広がりを見せている「只管朗読」=「英文をひたすら音読すること」に由来しますが、大きな効果がある方法として知られています。

もちろん、幼いころからネイティブスピーカーと接し続けていれば、それほどの苦労はないかもしれませんが、多くの日本人においては、日本人特有の「話すことに自信がない」「恥ずかしい」といった心理的な壁と、これまでの日本における英語教育の限界(「読む」「書く」のインプット重視)があります。

そのような中で、使える英語を身に付けるように英語教育のあり方が変わりつつある現状においては、「聞く」「話す」のアウトプット学習に対応するため、自主学習における「音読」の絶大な効果を体感することが一番の近道と言えます。

英語の「音読」の効果をラクに向上させる方法は?

英語を音読することは、実践的な英語力を身に付ける一番の近道と言えますが、その取り組みは「ひたすら声に出して読むこと」になりますので、学習のモチベーションを保ちながら、継続する難しさもあります。

なんとか1か月続けることができれば、その効果が実感でき、さらに前向きに取り組む姿勢に繋がるのですが、そこがなかなか難しく、途中で挫折してしまうこともあります。

そんな時、ゲーム感覚で、新たな教材に手を広げることなく、授業で使用する教科書を最大限に活かして、楽しみながら自主学習できる方法があります。

それが、外国人とのリアルタイムなコミュニケーションツールとして人気がある「ポケトークS」を活用した英語音読学習法です。

「ポケトークS」活用による英語音読学習法とは?

2019年12月に発売された「ポケトークS」には、新たに「カメラ翻訳機能」と「AI英会話レッスン機能」が追加されています。そして、ポケトークの一番のウリである翻訳機能「カメラ翻訳機能」を合わせて活用することで、つらい自主学習になりがちな英語学習を、楽しくゲーム感覚で続けることができるようになります。

英語の「音読」に「ポケトークS」を活用してアウトプット学習を楽しく!

すでに紹介した英語の「音読」に、「ポケトークS」を活用することで、アウトプット学習を楽しみながら気軽に取り組めるようになります。

その「ポケトークS」を活用した英語音読学習法をこれから紹介します。

  1. その日に授業で習った単元を、「ポケトークS」のカメラで撮影し、その英文をポケトークSに読み上げさせ、何度か聞きます。
  2. その英文を音読します(最低3回)。
  3. 「ポケトークS」の英語→日本語翻訳モードをONにして、「ポケトークS」に向かって、その英文を音読します。
  4. 「ポケトークS」のディスプレイを見て、自分の発音した英文が教科書の通りに表示されているか確認します。
  5. 正確に発音できていないと、和訳もおかしな内容になっていますし、表示される英文も違った単語が慣れんでいるため、自分の発音が間違っていることがわかります。
  6. 自分の発音が合っていた場合も何度か「ポケトークS」に英文を音読して英文表示を確認します。もし、合っていなければ、一致するまで発音に気を付けながら「ポケトークS」に向かって何度も音読をして英文表示を確認します。
  7. 「ポケトークS」に表示される音読した英文が合っていない場合、その単語を抽出して、単語だけを「ポケトークS」に向かって読み上げ、単語の綴りと意味が合っているかどうか確認し、合っていなければ、単語の読み上げを続けてチェックします。
  8. 単語レベルで合うようになってきたら、改めて、その英文を「ポケトークS」に向かって音読して、英文表示を確認します。

この練習方法によって、正しい発音で英文を読むことができるようになります。

実際に「ポケトークS」を活用した英語音読学習法を体験してみた!

では実際に「ポケトークS」を活用して英語音読学習法を体験してみましたので、その状況を紹介しましょう。

例文は、

「Where is the nearest station?」(一番近い駅はどこですか?)

この英文をポケトークSのカメラ翻訳機能を使って翻訳してみます。

まずポケトークSで英文を撮影します。

次に、翻訳してみます。

この英文をポケトークSで何度か再生して聴き、耳を慣らします。

そして次に、この英文のポケトークSに向かって読み上げます。

すると、

「最寄りのガソリンスタンドはどこですか?」と翻訳してきました。

英文を確認すると、

確かに

「Where is the nearest gas station.」

と表示されています。

どうやら、the nearestが、gasと聞こえてしまっているようです。

そこで、何度か試していると、ちゃんと翻訳してくれる時があります。

その状況を自分なりに分析したところ、

Nearest=ニアリストを、ニアリス・・・ぐらいに、トを発音しないで、次のステーションにつなげて、ニアリステーションのような感じに発話すると、ちゃんと翻訳してくれるようになりました。

この事がわかってからは、

「Where is the nearest station.」と何度話しかけても、ガスステーションと誤訳することはなくなりました。

そして、次の例文は、

「Do you have different colors?」(違う色はありますか?)

です。

ショッピングをしている時に、服や靴の違った色がないか聞くときによく使います。

これをポケトークSに話しかけてみたところ、

「あなたは別の色の目を持っていますか?」と翻訳してきました。

英文を確認すると、

「Do you have a different color eyes?」

となっています。

私が発音したcolorsを、color eyesと認識したようです。

何度か試していると、

Haveのveを、下唇を噛むように意識し、そして、colorのlを発音する時は、舌の先を上の歯の裏にしっかりと付けるように意識したところ、ちゃんと翻訳してくれるようになりました。

 

このようにして、発音矯正していくことで、正確な言い回しができるようになるとともに、何度も練習することで、その表現が身に付くことが実感でき、また、正確な発音の言い回しが自分の耳に入ってきますので、リスニングにも効果があることがわかってきます。

そして、ポケトークSを使った音読練習が楽しくなってくるのを感じることができます。

もちろん、このポケトークSを使った英語音読練習法は、予習にも効果が期待できます。授業を受ける前に正確な発音を身に付けることができますし、特に、知らない単語については何度も発音チェックすることで、その発音と共に意味も理解することができるようになるからです。

その結果、授業では、英語指導助手として指導にあたるネイティブスピーカーと気後れすることなくコミュニケーションをとることができるようになり、それが自分の自信にもつながります。

英語の自主学習で「ポケトークS」が活用できるようになったら・・・

授業の教科書を使った自主学習で「音読」を実践して、さらに「ポケトークS」も活用できるようになったら、英語学習も楽しくなってきているはずです。そこで、ポケトークSの機能を使ったコミュニケーションを楽しんでみるのも良いでしょう。

ポケトークSには「AI英会話レッスン機能」が搭載されていますので、この機能を使って、様々な場面を想定した英会話レッスンを楽しむことができます。わざわざ英会話スクールに行かなくても、また、まだ人と英語で話すのが恥ずかしいといった場合でも、自宅で簡単に英会話レッスンができますのでおすすめです。

ポケトークSの「AI英会話レッスン機能」利用で自宅が英会話スクールに変身!

「ポケトークS」に新たに搭載された新機能「AI英会話レッスン機能」は、海外で想定される様々なシーンが設定されており、そのシーンごとのやり取りを簡単に体験することができます。

例えば、

「空港・機内」で「機内食を注文する」のシーンでは、

イケメンのCAが

「Would you like beef or chicken?」と聞いていきます。

そこで、「I’ll have a fish, please」と違う答えを返したところ、

「Sorry. We don’t have fish. Would you like beef or chicken?」

と返してきました。

そこで、「Beef, please」と応じると、

「All right. Here is your beef.」

「What would you like to drink?」

と飲み物を聞いてきます。

「Beer, please」

と言ったつもりが、

「Via. please」

と伝わってしまい、

「Excuse me, what was that?」「Would you like something to drink?」

と返ってきました。

そこで改めて、発音に注意しながら

「Beer, please」

というと、

「OK. Let me get beer for you.」

と返してきて、伝わりました。

 

このように、簡単な英会話レッスンを気軽に楽しむことができます。

教科書の予習・復習にポケトークSを活用するのはもちろん、時には、ポケトークSの新機能をを利用した英会話レッスンも楽しめます。

 

このポケトークSの「AI英会話レッスン機能」には、

他に、

「空港・機内」でのシチュエーションとしては、「入国審査」「両替する」「ホテルへの移動」「搭乗手続き」などがあります。

また、「ホテル」「移動」「レストラン」「観光」「ショッピング」などもカテゴリーもありますので、翻訳機としての機能はもちろんですが、英会話の自主学習もできるようになっています。

英語で人と話すのが恥ずかしい、英会話レッスンはお金がかかるのでイヤ、という方には特におすすめのツールと言えます。

 

英語の自主学習で「ポケトークS」を使えばリスニング&スピーキングは完璧!

英語のリスニングやスピーキングのアウトプット学習を自宅でやる場合、積極的に声に出して英文を読み上げる「音読」はとても効果のある方法です。また、この「音読」による効果をさらに高め、また、マンネリになりがちな勉強を楽しいイベントに変える「ポケトークS」活用がおすすめです。

このポケトークSの翻訳機能を辞書代わりに使ったり、「カメラ翻訳機能」や「AI英会話レッスン機能」を合わせて使うことで、英語の自主学習におけるリスニングやスピーキングのアウトプット学習を楽しく進めることができます。

もちろん、「ポケトークS」は海外旅行や、日本に観光でやってきた外国人とのコミュニケーションツールとしても人気があり、その効果は実証済みです。最初は、英会話が上手くできなくて、「ポケトークS」の翻訳機能を使って外国人とコミュニケーションをとっていても、「ポケトークS」を活用した英語音読学習法を続ければ、外国人と直接コミュニケーションできるようにもなります。

外国人と直接英語でコミュニケーションできるようになったら、次は「ポケトークS」を活用してイタリア語でも、ベトナム語など、他の言語に挑戦してみてはいかがでしょうか?

外国人とのコミュニケーションツールとして、多言語(74言語)に対応した「ポケトークS」は、まさに「どらえもん」の「どこでもドア」と同じくらい夢のあるツールと言えるかもしれません。

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