さて今回は、2019年3月8日時点の「おすすめ」として「4kテレビ」を対象に、売れ筋で満足度の高い商品を絞り込み、紹介します。
おすすめの商品は、
「SONY BRAVIA KJ-55X9000F [55インチ]」、「パナソニック VIERA TH-55FZ950 [55インチ]」、「東芝 REGZA 55X920 [55インチ]」
の3機種です。
価格ドットコムの売れ筋ランキング、注目度ランキング、満足度ランキングの各データを元に、マーケティング分析手法の一つであるポジショニング分析を実施し、絞り込みました。
そして、前回調査時(2018年12月)とのランキングの違いや、その特徴と今後についても解説しています。
4kテレビのおすすめは?売れ筋で満足度が高い商品!!
今回、特におすすめの4kテレビを3機種紹介します。
まず最初に、おすすめのモノを絞り込むため、2019年3月8日時点における、4kテレビの価格ドットコム・売れ筋、注目度、満足度の各ランキング上位の商品に対し、各々のランキングデータを元にポジショニング分析を行い、「売れ筋、注目度」と「満足度」2つの軸でポジショニングマップを作りました。
この図では、中心から右斜め上に遠ければ遠いほど、売れ筋で注目度が高く、満足度が高いことを示しています。
そして、右上側エリアのピンクで囲われた部分に位置する商品が、売れ筋で注目度が高く、満足度が高い商品であると言えます。
この図からは、
「SONY BRAVIA KJ-55X9000F [55インチ]」、「パナソニック VIERA TH-55FZ950 [55インチ]」、「東芝 REGZA 55X920 [55インチ]」
が、中心から比較的遠い位置にあり、売れ筋で注目度ランクや、満足度ランクが高かったことが窺えます。
そしてこれら3機種が、価格ドットコムのランキングにおける、売れ筋で満足度が高いおすすめの4kテレビです(2019年3月8日時点)。
これら3機種のランキングデータを示します。
メーカー名 | 商品名 | 売れ筋 ランキング | 注目度 ランキング | 満足度 ランキング | 最安値 | 発売時期 |
SONY | BRAVIA KJ-55X9000F [55インチ] | 5 | 2 | 5 | 152,000 | 2018年6月 |
パナソニック | VIERA TH-55FZ950 [55インチ] | 7 | 6 | 14 | 195,854 | 2018年6月 |
東芝 | REGZA 55X920 [55インチ] | 13 | 5 | 15 | 228,800 | 2018年7月 |
【解説】
SONY BRAVIA KJ-55X9000F [55インチ]は、売れ筋5位、注目度2位、満足度5位となっています。
前回調査時(2018年12月)、この商品は売れ筋12位、注目度8位、満足度11位でしたので、この3ヶ月で、売れ筋ランクは7つ、注目度ランクは6つ、満足度ランクは6つ、それぞれ上げたことになり、評価が高くなっていることを示しています。
そして、最安値は、前回調査時(2018年12月)、163,800円でしたので、現時点で11,800円(-7.2%)安くなりました。
パナソニック VIERA TH-55FZ950 [55インチ]は、売れ筋7位、注目度6位、満足度14位となっています。
前回調査時(2018年12月)、この商品は売れ筋9位、注目度7位、満足度7位でしたので、この3ヶ月で、売れ筋ランクは2つ、注目度ランクは1つ、それぞれ上げたことになりますが、満足度ランクは7つ下げる結果になっています。
そして、最安値は、前回調査時(2018年12月)、216,999円でしたので、現時点で21,145円(-9.7%)安くなりました。
東芝 REGZA 55X920 [55インチ]は、売れ筋13位、注目度5位、満足度15位となっています。
前回調査時(2018年12月)、この商品は売れ筋、注目度、満足度すべてのランクにおいて2位でしたので、この3ヶ月で、売れ筋ランクは11、注目度ランクは3つ、満足度ランクは13、それぞれ下げる結果になっています。
そして、最安値は、前回調査時(2018年12月)、246,432円でしたので、現時点で17,632円(-6.6%)安くなりました。
以上のおすすめ3機種の中では、SONY BRAVIA KJ-55X9000F [55インチ]のみランキングを大きく上げていますので、今現在、高評価されている商品であることが窺えます。
なお、前回(2018年12月)の分析結果をご覧になりたいかたは、こちらをどうぞ。
「4K対応薄型テレビ」!売れ筋で満足度が高い商品!!おすすめは?(2018年12月)
では、これから、この3機種について紹介しますので、ランキングの説明と併せて機種選びの参考にしてください。
SONY BRAVIA KJ-55X9000F [55インチ]
価格ドットコムの口コミ評価を見ると、
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ 平均 | 項目別 ランキング | 評価基準 |
デザイン | 4.6 | 4.42 | 22位 | 見た目のよさ、質感 |
操作性 | 3.92 | 4.08 | 54位 | リモコンや本体の操作のしやすさ |
画質 | 4.91 | 4.36 | 4位 | 映像の鮮明さなど |
音質 | 3.33 | 3.71 | 71位 | 音質の良さ |
応答性能 | 4.4 | 4.05 | 19位 | 動画などで残像が残らないか |
機能性 | 4.68 | 4.25 | 2位 | 機能が充実しているか |
サイズ | 4.77 | 4.54 | 15位 | 省スペース性・コンパクトさ |
同じカテゴリーに属する製品全体の評価平均に対して、SONY BRAVIA KJ-55X9000F [55インチ]は、デザイン、画質、応答性能、機能性、サイズで評価が上回っており、
特に、画質では4位、機能性では2位と高い評価になっています。
口コミ評価を見てみると、
画質では、
広く普及している地上デジタル放送(地デジ)などのフルHD(2k)コンテンツを4kにアップコンバートしてネイティブ4kさながらの鮮鋭感に富んだ映像として再現できている、
また、モーションフローの駒挿入時に映像の破綻が少ないといった評価の高いコメントがありました。
一方で、VAパネルで視野角が狭いとのコメントもあり、これは、ユーザーそれぞれの視聴環境の違いから、気になる、気にならない、といった両方の評価があります。
機能性では、
Bluetoothヘッドホンの使いやすさ、Android TVの使い勝手に対して高い評価となっています。
一方で、操作性や、音質に対するネガティブコメントもあり、
操作性では、
どのアプリがどこにあるのは不明、好きなアプリをアサインしたいが出来ず、不要なアプリは削除したいがそれも出来ないなど、TVの視聴には問題なくても、動画サービスを利用する場合の操作性に対するネガティブコメントがあります。
音質では、
言葉がこもって聞こえる、音質のモードをオートにしておくと、会話が聞こえづらく、音楽になると急に大きく聞こえる、アニメやニュース、バラエティ等だと問題ないが、映画やゲームだと迫力不足、といったネガティブコメントがありました。
一方で、購入時にサウンドバーを外付けしているというユーザーも多く見られます。
画素数:3840×2160 4K : ○ 倍速機能:倍速駆動パネル LEDバックライトタイプ : 直下型 録画機能:外付けHDD
発売日:2018年 6月 9日
●4K高画質プロセッサー「X1 Extreme」や高輝度技術「X-tended Dynamic Range PRO」を搭載した、55V型の4K液晶テレビ。
●独自技術の「X-Motion Clarity」により、動きの速い映像を「なめらか」かつ「くっきり」と再現。スポーツやアクションシーンでリアルな映像を楽しめる。
●「Android TV」機能を搭載し、リモコンに話しかけるだけでテレビ放送や録画番組、ネット動画のコンテンツを簡単に検索できる。
パナソニック VIERA TH-55FZ950 [55インチ]
価格ドットコムの口コミ評価を見ると、
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ 平均 | 項目別 ランキング | 評価基準 |
デザイン | 4.4 | 4.42 | 42位 | 見た目のよさ、質感 |
操作性 | 4.23 | 4.08 | 31位 | リモコンや本体の操作のしやすさ |
画質 | 4.72 | 4.36 | 13位 | 映像の鮮明さなど |
音質 | 3.62 | 3.71 | 57位 | 音質の良さ |
応答性能 | 4.61 | 4.05 | 6位 | 動画などで残像が残らないか |
機能性 | 4.67 | 4.25 | 3位 | 機能が充実しているか |
サイズ | 4.55 | 4.54 | 42位 | 省スペース性・コンパクトさ |
同じカテゴリーに属する製品全体の評価平均に対して、パナソニック VIERA TH-55FZ950 [55インチ]は、操作性、画質、応答性能、機能性で評価が上回っており、
特に、応答性能では6位、機能性では3位と高い評価になっています。
口コミ評価を見てみると、
応答性能では、
気持ち良いくらいとてもサクサク動き、ソニーのアンドロイドOSと比べるとその差は歴然であるとか、
リモコンの反応も良く、アプリも含め快適、といった高い評価が。
一方で、ゲーム用途において、ドラクエ10のプレイでは、「デフォルト」で背景スクロールすると二重になり、「くっきりオン」ではプラズマ同等の動画解像度だけど若干チラツキが気になる、といったネガティブコメントがあります。
機能性では、
インターネットTVで、AbemaTVとHULUに対応している点や、youtubeやNETFLIXなどのネット動画サービスに接続できることや、外付けHDDのダビングが出来たり、2画面表示やDIGAとのスムーズな連携に対する高い評価があります。
一方で、ブルートゥースはあるけど、ヘッドホンに対応していないのが残念、といったネガティブコメントも。
音質では、
地デジを観るだけなら全く問題なく、アナウンサーの声やドラマの役者のセリフもクリアに聴こえるが、ド迫力な音質で音楽や映画を楽しみたいなら別、というコメントが多数あり、
そして、音質対策として、サウンドバーなどの装備で対策しているというユーザーが多く見受けられます。
画素数:3840×2160 4K : ○ 倍速機能:倍速表示 録画機能:外付けHDD
発売日:2018年 6月 8日
●明暗の階調・色彩を忠実に再現する「ヘキサクロマドライブ プラス」
●有機ELならではの引き締まった黒を実現する「ブラックフィルター」
●臨場感ある迫力の低音を実現する「ダイナミックサウンドシステム」
東芝 REGZA 55X920 [55インチ]
価格ドットコムの口コミ評価を見ると、
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ 平均 | 項目別 ランキング | 評価基準 |
デザイン | 4.65 | 4.42 | 14位 | 見た目のよさ、質感 |
操作性 | 4.28 | 4.08 | 27位 | リモコンや本体の操作のしやすさ |
画質 | 4.61 | 4.36 | 20位 | 映像の鮮明さなど |
音質 | 3.66 | 3.71 | 55位 | 音質の良さ |
応答性能 | 4.03 | 4.05 | 46位 | 動画などで残像が残らないか |
機能性 | 4.67 | 4.25 | 4位 | 機能が充実しているか |
サイズ | 4.84 | 4.54 | 11位 | 省スペース性・コンパクトさ |
同じカテゴリーに属する製品全体の評価平均に対して、東芝 REGZA 55X920 [55インチ]は、デザイン、操作性、画質、機能性、サイズで評価が上回っており、
特に、機能性では4位と高い評価になっています。
また、評価が低めであっても平均に近い値となっていますので、全項目で、まんべんなくそこそこに評価されている機種であると言えると思います。
口コミ評価を見てみると、
機能性では、
タイムシフト、4Kチューナ内蔵、二画面に対する高評価が目立っています。
特に、タイムシフト機能については、予約を気にせず、見たい時に見れるのがいい、タイムシフト録画は一度体感すると他社には乗り換えれないぐらい便利、というポジティブコメントが多数を占めました。
一方で、
ネット動画の対応がいまいちで、Amazonプライムビデオに対応していない、というネガティブコメントも。
音質では、
先述の2機種同様、外部にサウンドバーなどを装備して、音質向上の対策を採っているというコメントが多く見受けられます。
画素数:3840×2160 4K : ○ 倍速機能:4K OLED クリアダイレクトモーション 録画機能:外付けHDD
発売日:2018年 7月25日
●深みのある美しい”黒”を再現する「新世代4K有機ELパネル」を採用した、BS/CS 4Kチューナー内蔵の薄型テレビ(55V型)。
●「レグザエンジン Evolution PRO」や「BS/CS 4KビューティX PRO」機能により、ノイズを抑えて高精細な4K画質を実現する。
●地デジ番組を最大6チャンネル約80時間分まるごと録画できる「タイムシフトマシン」や、2つの番組を同時に表示する「ダブルウインドウ」機能を備える。
その他の4kテレビリスト
今回おすすめの3機種以外で、分析に使用した4Kテレビのランキングデータをまとめました。
併せて、参考にしてください。
メーカー名 | 商品名 | 売れ筋 ランキング | 注目度 ランキング | 満足度 ランキング | 最安値 | 発売時期 |
パナソニック | VIERA TH-55EX850 [55インチ] | 12 | 0 | 3 | 149,780 | 2017年10月 |
東芝 | REGZA 50M520X [50インチ] | 2 | 3 | 52 | 81,013 | 2018年6月 |
SONY | BRAVIA KJ-49X9000F [49インチ] | 1 | 1 | 26 | 105,310 | 2018年6月 |
東芝 | REGZA 55Z720X [55インチ] | 10 | 4 | 53 | 165,800 | 2018年9月 |
パナソニック | VIERA TH-49EX850 [49インチ] | 20 | 0 | 4 | 124,980 | 2017年10月 |
パナソニック | VIERA TH-55EZ950 [55インチ] | 73 | 0 | 1 | 189,800 | 2017年6月 |
東芝 | REGZA 55X910 [55インチ] | 270 | 0 | 2 | 305,700 | 2017年3月 |
パナソニック | VIERA TH-49EX750 [49インチ] | 266 | 0 | 7 | 101,000 | 2017年4月 |
パナソニック | VIERA TH-49FX500 [49インチ] | 3 | 9 | 0 | 69,984 | 2018年12月 |
ハイセンス | 50A6800 [50インチ] | 4 | 8 | 44 | 71,069 | 2018年12月 |
SONY | BRAVIA KJ-43X8500F (B) [43インチ ブラック] | 6 | 16 | 46 | 78,500 | 2018年6月 |
パナソニック | VIERA TH-43FX500 [43インチ] | 8 | 10 | 0 | 62,800 | 2018年12月 |
パナソニック | VIERA TH-60EX850 [60インチ] | 9 | 0 | 0 | 182,800 | 2017年10月 |
パナソニック | VIERA TH-49GX850 [49インチ] | 23 | 7 | 0 | 157,000 | 2019年1月 |
東芝 | REGZA 40M500X(K) [40インチ ブラック] | 498 | 0 | 6 | 111,000 | 2016年6月 |
東芝 | REGZA 43Z700X [43インチ] | 376 | 0 | 8 | 159,800 | 2016年4月 |
東芝 | REGZA 40M510X [40インチ ブラック] | 122 | 0 | 9 | 79,800 | 2017年5月 |
SONY | BRAVIA KJ-55A8F [55インチ] | 24 | 14 | 10 | 214,219 | 2018年6月 |
※ランクが0となっているのは、ランキングデータが無かったことを意味しています。
売れ筋で満足度の高い商品の特徴と今後は?
今回おすすめとなった商品3機種「SONY BRAVIA KJ-55X9000F [55インチ]」、「パナソニック VIERA TH-55FZ950 [55インチ]」、「東芝 REGZA 55X920 [55インチ]」は、2018年6月から7月に発売された比較的新しい製品といえます。
しかし、「東芝 REGZA 55X920 [55インチ]」は売れ筋、注目度、満足度すべての評価においてランキングを下げてきていますし、
「パナソニック VIERA TH-55FZ950 [55インチ]」は、売れ筋ランク、注目度ランクは上げていますが、満足度ランクを下げていますので、
新製品ということで一時期評価が高くなっても、他の新製品の登場や、購入後の使用感によって、そのランキングにも影響を与えているようです。
そんな中、「SONY BRAVIA KJ-55X9000F [55インチ]」は、前回調査時よりもすべての評価においてランキングを上げてきていますので注目の一品であると言えます。
一方で、今回おすすめとならなかったモノたち(「その他の空気清浄機リスト」)では、発売時期が2018年12月の新しい機種で、売れ筋で注目度が高くても満足度ではランクの無い機種がいくつか見られました。
パナソニックの「VIERA TH-49FX500 [49インチ]」は、売れ筋ランク3位、注目度ランク9位、
同じくパナソニックの「VIERA TH-43FX500 [43インチ]」が、売れ筋ランク8位、注目度ランク10位、
ということで、発売時期が直近のため、満足度に対する口コミ評価がなかなか出てこないことが考えられますので、今後、4kテレビの購入を検討されている方は、この2機種も検討対象に加えてみても良いかもしれません。
おすすめ!「4kテレビ」(2019年3月)の絞り込み方法は?
今回、おすすめ3機種を絞り込む元となるデータは、「価格ドットコム」の売れ筋、注目度、満足度、各ランキングデータ(2019年3月8日時点 ※現在は数値が変わっている可能性があります※)を使用しています。
絞り込みには、マーケティング分析手法の一つであるポジショニング分析を実施しました。
この分析を行うことで、分析対象の商品が二次元マップ上に表され、ランクが同じレベルの商品同士は近くに、ランクが違うレベルぼ商品同士は遠くへ位置することになり、平均的な商品は中心付近に位置します。
このスクリーニング方法によれば、ランキングデータを使用し、統計分析手法で、マーケティング分析手法の一つであるポジショニング分析をおこない、売れ筋、注目度、満足度、各ランキングの度合いをポジショニングマップ上に、視覚的に結果として表すことができますので、直感的にどの店がよさそうか判断することができます。
そして、きわめて客観的な方法によって位置取りを決めたことがお解りいただけると思います。
今後も、この方法を使って、いろいろな商品を対象に売れ筋で満足度ランキングの高いモノを絞り込んで紹介していきます!
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