〔株主優待〕1月権利確定!「食品や衣料品などのモノ」提供6社!!おすすめの銘柄は?

投資

今回は、株主優待に注目し、株価上昇が期待できながらも、配当や株主優待もしっかりとゲットできる!そんな欲張りな銘柄を絞り込みたいと思います。

対象となるのは、1月28日に権利確定し、株主優待として「食品や衣料品などのモノ」を提供している銘柄6社(1928 積水ハウス/ 2590 ダイドードリンコ/ 3320 クロスプラス/ 4334 ユークス/ 8013 ナイガイ/ 8068 菱洋エレクトロ)です。

今回の分析も参考にしながら、1月28日に株主優待の権利が確定する銘柄6社の中から、実際に購入する銘柄を決めていただけたらと思います。

 

目次

1月権利確定の株主優待銘柄!「食品や衣料品などのモノ」提供の6社!!3年間のポジショニングの動きでわかることは?

今回分析対象とした6社とは?

各銘柄の特徴と株主優待の内容は?

今回対象の6社!!3年間の業績をマーケティング分析手法を使って分析した結果は?

3年間のポジショニングの変化は?

各銘柄のポジショニングに変化は?

1928 積水ハウス

2590 ダイドードリンコ

3320 クロスプラス

4334 ユークス

8013 ナイガイ

8068 菱洋エレクトロ

今回対象の6社!!そのポジショニング分析から見えてきたことは?

ポジショニングマップ上で右側に位置している銘柄は?

ポジショニングマップ上で3年間のポジションが左から右へと移動している銘柄は?

ポジショニング分析から見たおススメの銘柄は?

 

 

1月権利確定の株主優待銘柄!「食品や衣料品などのモノ」提供の6社!!3年間のポジショニングの動きでわかることは?

ポジショニングマップ上に示した6社の3年間のポジション変化を見ることができれば、他社との相対的な位置関係と、その位置取りの変化、加えて、その変化が業績に対してどのような意味を持つのか、が明らかとなり、そして、株価の動きとの関係も参考にしながら、投資対象として適切な銘柄を自ら判断することができるようになります。

今回分析対象とした6社とは?

1928 積水ハウス/ 2590 ダイドードリンコ/ 3320 クロスプラス/ 4334 ユークス/ 8013 ナイガイ/ 8068 菱洋エレクトロ

各銘柄の特徴と株主優待の内容は?

1928 積水ハウス

鉄骨主力の住宅首位。リフォームや保育園など非住宅事業も展開。海外育成中。配当性向4割

株主優待は、魚沼産のコシヒカリ(5kg)がもらえます。

2590 ダイドードリンコ

飲料売上の8割超が自販機販売、製品ではコーヒーが過半。子会社で医薬品関連事業も展開

株主優待は、自社商品3,000円相当が年2回もらえます。過去には、コーヒーやソフトドリンクの他に、ゼリーも送られています。

権利確定日が20日となっているので注意が必要です。

3320 クロスプラス

婦人服製造卸大手で量販店向け首位、専門店も開拓。ガールズ服に強み。婦人服売上で業界3位

株主優待は、3,000円相当の自社グループ商品、またはクロスプラスオンラインショップで使えるクーポン券がもらえます。

また、抽選で30万円相当の海外旅行(旅行券)が当たります!

4334 ユークス

ゲームソフトの受託開発。プロレス関連得意で北米向けが主。自社ソフト開発、パチンコ向けも

株主優待は、3,000円相当の自社または自社関連商品がもらえます。

過去には、オリジナルデザインの箸置きやコースターなどが送られています。

8013 ナイガイ

靴下の老舗。ストッキング、靴下関連中核に再成長図る。百貨店、量販店に加え、EC等販路開拓

株主優待は、自社製品詰め合せ(1,000円相当~)がもらえます。

優待をもらうには、株式を6カ月以上続けて持っている必要があるので注意が必要です。

8068 菱洋エレクトロ

エレクトロニクス商社。三菱電機製やインテル等外国製などを扱う。情報通信関連の機器も展開

株主優待は、ギフト商品(3,000円相当)と会員限定優待サービスがもらえます。

優待を手に入れるための方法が2種類用意されていて、1つ目は「1,000株保有すること」で、2つ目は「500株を1年以上保有すること」です。

(以上、Yahooファイナンスの企業情報、および、各企業のHPより引用)

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今回対象の6社!!3年間の業績をマーケティング分析手法を使って分析した結果は?

今回対象の6社を分析する指標は8つ(ROA、ROE、売上高経常利益率、総資産回転率、自己資本比率、売上高成長率、キャッシュフローマージン、フリーキャッシュフロー)です。

8つの指標を選んだ理由については、マーケティング分析手法を応用した株スクリーニングに使用する8つの指標は?で説明していますので、そちらを参考にしてください。

そして、今回の分析対象期間は、2015年度、2016年度、2017年度です。

すべての銘柄が1月決算となっています。

今回対象の6社!!その3年間のポジショニングの変化は?

6社の3期分の財務データから8つの指標を算出し、マーケティング分析手法の一つである因子分析を実施。

その因子得点を求め、ポジショニングマップ上に示しました。

は2015年度、は2016年度、は2017年度を示しています。

ポジショニングマップは、横軸の右方向に行けばいくほど、総合力が強く、収益性が高いことを示しており、縦軸の上方向へ行けばいくほど、効率性が高いことを示しています。

この後、個別の銘柄ごとにポジション変化の状況と、業績変化との関係を見ていきます。

各銘柄のポジショニングに変化は?

1928 積水ハウス

ポジショニングマップは、右側エリアに位置し、6社の中で比較的総合力が強く、収益性が高いことを示しています。

また、2015年度から2017年度にかけて、右上方向へと移動する動きとなっていますので、年々、効率性が高くなり、総合力、収益性も良くなっていることがわかります。

株価は、3年間の平均伸び率(CAGR)が+3.3%と上昇していますが、直近(2019年1月10日)の株価は1.635円と、2015年度末の株価(1,874円)、2017年度末の株価(1,998円)に対して下落しています。

年度ROAROE経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

20157.9%7.9%8.6%91.6%52.1%-2.8%2.5%-30.3
20168.7%11.3%9.4%92.8%50.5%9.0%5.7%8.4
20178.4%11.6%9.4%89.3%49.4%6.5%7.7%89.2

指標は、成長性を示す売上高が2015年度に現象していますが、2016年度、2017年度は増加しています。

収益性を示す経常利益率は、8%台から9%台をキープしている一方で、キャッシュフローマージンが年々上昇していますので、キャッシュを稼ぐ力が強くなってきています。

総合力を示すROAは7%台から8%台をキープし、ROEは、年々上昇しており、二ケタ台となっています。

2590 ダイドードリンコ

ポジショニングマップは、左下側エリアに位置し、6社の中で比較的総合力が弱く、収益性、効率性が低いことを示しています。

また、ポジションの変化がほとんどありませんので、業績的には安定していることが窺えます。

株価は、3年間の平均伸び率(CAGR)が+7.1%と上昇していますが、直近(2019年1月10日)の株価は5,860円と、2015年度末の株価(5,440円)に対しては上昇していますが、2017年度末の株価(6,240円)に対して下落しています。

年度ROAROE経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

20152.6%2.8%2.8%91.5%50.8%0.2%9.7%6.5
20162.3%3.9%2.2%104.6%51.3%14.4%8.9%-5.3
20173.1%2.9%3.1%100.9%52.3%0.8%8.3%5.4

指標は、成長性を示す売上高が2016年度に二ケタ台の伸びを示している他は、前年とほぼ同じ売上高になっています。

収益性を示す経常利益率は、2%台から3%台にあり、総合力を示すROA、ROEも2%台から3%台となっています。

3320 クロスプラス

ポジショニングマップは、左上側エリアに位置し、6社の中で比較的総合力が弱く、収益性が低い一方で、効率性が高いことを示しています。

また、ポジショニングにほとんど動きがありませんので、安定した業績であることが窺えます。

株価は、3年間の平均伸び率(CAGR)が+35.9%と大きく上昇しています。

そして、直近(2019年1月10日)の株価は788円と、2015年度末の株価(613円)に対して上昇していますが、2017年度末の株価(1,132円)に対しては下落しています。

年度ROAROE経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

20151.0%6.3%0.5%218.2%29.9%-0.6%2.7%3.6
20163.0%7.9%1.4%220.2%36.8%-10.8%0.5%0.5
20171.8%5.9%0.8%214.5%40.2%-3.6%-1.3%-0.8

指標は、成長性を示す売上高が、年々減少している一方で、収益性を示す経常利益率は、なんとか黒字確保という状況。

また、総合力を示すROAは1%以上、ROEは5%以上をキープしています。

売上高の減少をコスト削減でカバーしている状況が窺えます。

4334 ユークス

ポジショニングマップは、右下側エリアから左下側エリアへ移動する動きとなっており、総合力、収益性が悪化していることを示しています。

また、6社の中で比較的効率性も低めです。

株価は、3年間の平均伸び率(CAGR)が、-1.5%下落していますが、直近(2019年1月10日)の株価は461円と、2015年度末の株価(663円)、2017年度末の株価(643円)に対しても下落しています。

年度ROAROE経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

201526.2%23.6%24.7%106.2%76.9%24.5%15.8%0.8
20161.8%1.4%3.3%54.4%56.6%-31.0%-7.2%-0.3
2017-0.4%-0.7%-0.9%44.9%49.4%-8.0%-3.4%0.0

指標は、成長性を示す売上高が、2015年度に20%を超える伸びとなった一方で、2016年度、2017年度と減少しています。

収益性を示す経常利益率は、2017年度に赤字転落となっています。

総合力を示すROA、ROEも、2017年度に赤字転落となっています。

8013 ナイガイ

ポジショニングマップは、左下側エリアから、右上方向へ移動する動きになっており、年々総合力、収益性、効率性が良くなってきていることを示していますが、総合力、収益性ともに今回6社平均より低めとなっています。

株価は、3年間の平均伸び率(CAGR)が+10.6%と上昇していますが、直近(2019年1月10日)の株価は512円と、2015年度末の株価(480円)に対しては上昇していますが、2017年度末の株価(587円)に対しては下落しています。

年度ROAROE経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

20151.1%1.0%0.9%127.0%62.6%0.5%0.8%0.0
20162.7%3.4%2.2%120.2%64.0%-3.5%6.8%1.0
20173.3%5.8%2.8%116.8%67.1%0.3%4.4%1.9

指標は、成長性を示す売上高が2016年度に減少していますが、2015年度、2017年度は増加しています。

収益性を示す経常利益率、総合力を示すROA、ROEが、年々上昇しています。

8068 菱洋エレクトロ

ポジショニングマップは、左下側エリアに位置し、6社の中で比較的総合力が弱く、収益性、効率性が低いことを示しています。

2015年度から2017年度にかけて、ポジショニングにほとんど動きがありませんので、業績的には安定していることが窺えます。

株価は、3年間の平均伸び率(CAGR)が+27.8%と上昇していますが、直近(2019年1月10日)の株価は1.543円と、2015年度末の株価(1,185円)に対して上昇していますが、2017年度末の株価(1,935円)に対して下落しています。

年度ROAROE経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

20151.4%1.1%1.0%146.1%83.1%2.0%1.0%4.4
20162.0%1.3%1.6%126.2%83.1%-12.4%6.8%6.9
20170.6%0.3%0.5%118.1%82.4%-6.3%3.3%-4.2

指標は、成長性を示す売上高が2015年度には増加していますが、2016年度、2017年度は減少しています。

収益性を示す経常利益率、総合力を示すROA、ROEは、なんとか黒字をキープしている状況にあります。

今回対象の6社!!そのポジショニング分析から見えてきたことは?

ポジショニング分析では、マップ上の位置と、3年間のポジションの変化を見て、投資対象とするか否かの判断をすることになります。

マップ上では、2017年度が中心より右上側エリアに位置していれば、今回分析の6社の中で総合力が強く、かつ、効率性と収益性が高いことを示しています。

また、3年間のポジションの変化が、下から上へと移動していれば、収益性が高くなってきていると判断できます。

ポジショニングマップ上で右上側に位置している銘柄は?

1928 積水ハウスが該当します。

ポジショニングマップ上で3年間のポジションが下から上へと移動している銘柄は?

1928 積水ハウスが該当します。

ポジショニング分析から見たおすすめの銘柄は?

以上、2つの視点両方に該当する銘柄は、1928 積水ハウスでした。

この銘柄をポジショニング分析から見たおすすめの銘柄にしたいと思います。

1928 積水ハウス!株主優待の内容は?

この銘柄の株主優待情報を調べてみました。

証券コード銘柄名株価

(1/10)

株主優待

株数

最低取得額

(円)

1株あたり

配当金(円)

配当

利回り

株主優待

内容

1928積水ハウス1,635円10001,635,10079.04.83%魚沼産

コシヒカリ

5kg

なお、株主優待を得るためには、1000株保有が必要ですが、配当だけを得るのであれば、100株保有でOKです。

4.83%という高い配当利回りは魅力ですよね。

銀行預金、郵便貯金の利率がほぼゼロに等しい現状を考えれば、十分投資対象先として検討の余地があると思います。

日々の株価の動きも見ながら、投資対象として是非検討してみてください。

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