今日は4度目のハリ治療の日。
自宅からバスで通えるところに「神経麻痺専門」の鍼灸院があったのはラッキーだった。
その鍼灸院は、これまでの長年の経験と実績から、神経麻痺用に独自のカリキュラムがあるようで、基本的にはそれに従って施術を行いながら、その時々の麻痺の状況や、患者の要望に応じて臨機応変に施術内容を変えてくれる。
そしてそのことが、しっかりと麻痺改善に結びついていているのが嬉しい。
◆9月9日(水)・・・顔面神経麻痺の発症から25日
これまで3度のハリ治療を受ける中で、いったい何本のハリを打っているのか数えようとしたが、施術中に鍼灸師の先生がいろいろ話しかけてくるので、数えることができなかった。
しかし今回は、無言ではりを打ち始め、最後まで無言だったこともあり、ちゃんと数えることができた。
今回のハリ治療に打ったハリの本数は・・・42本
確か2回目のハリ治療の時に30本位打ってるのか?と聞いたことがあったが、それ以上ですよ、というコメントがあったので、40本くらいは打っているのかと思っていたが、今回は42本。
顔の右半分のエリアに、42本。
結構多いと思う。
しかも、ハリを打つ順番も変えているようで、顔面神経麻痺のその時の症状を参考にしながら、これまで積み重ねて来たノウハウを使って、適切な方法で施術しているのだろう。
以前、僕が顔面神経麻痺を発症後、ネットでいろいろ調べていた時、他に麻痺治療についての日記を綴っている方がいて、その方は、ヘルペスの症状がありウイルス性の顔面神経麻痺にかかっていることから、基本的には病院での治療を続けているようだった。
そして、時々、鍼灸院でハリ治療を行うこともあったらしいのだが、その鍼灸院での治療は、いきなり低周波治療を行っていたので信用できないといったコメントがあった。
低周波治療は、過去行われることもあったようだが、現在では顔面神経麻痺の治療には適さないということで、基本的に行われていないようだ。
このように、顔面神経麻痺に精通していない鍼灸院に通うことのデメリット、リスクを知ることになったことで、僕は、神経麻痺で実績のある鍼灸院を探したのだった。
そして、幸運にも自宅からバスで通うことができる神経麻痺専門の鍼灸院を見つけ、通い始めたという事になる。
このブログを見て、神経麻痺の治療を考えている方がいらっしゃったら、とりあえずハリ治療を受けてみる、というスタンスは採らない方が良い。
ちゃんと、神経麻痺に実績のある鍼灸院を探して、少し遠かったとしても、そこに通うべきだと、今、僕はつくづく感じている。
さて話を戻して、
今回(4度目)のハリ治療では、ハリを打つ前に、鏡を見ながら麻痺しているところがどのくらい動くのか確認。
また、鍼灸師が右まぶたを押さえた状態で、右目を閉じるようにしたり、口の右側を押さえた状態でいーっと口を開くようにしたり、と筋肉の強さを確認。
この確認によって、ハリを打つ順番とか、どこに多めに打つか、といったことを決めているようだった。
そして、ハリ治療では、今回、今回首の痛みがなかなかとれないことを訴えたこともあり、その治療のため、少し多めにハリを打っていたようだ。
さらに、パソコンの使い過ぎで右の人差し指がばね指になっていることを話すと、その治療のために右腕に何本かハリを打ってくれた。
ハリを打ち終わったら、約15分そのまま。
その後、ラジオ波(低周波ではない)を使った温熱治療や、首のストレッチなど。
今回は、少し施術時間を延長して、首に対するハリ治療が長めに行われた。
鍼灸師との話の中で、ハリを打つ場合には、患者によってその深さが異なるようで、皮下脂肪が厚ければ深く、薄ければほんのちょっと。
つまりは、皮膚の下にある筋膜まで達するように、筋膜を刺激できるようにハリを打つらしいことがわかった。
筋膜に刺激を与えて、血流を促進させるのだそうだ。
だから、太っている人であれば、皮下脂肪が厚ければ、1㎝の深さまで打つこともあるとのこと。
僕は痩せているので、そんなに深くは打っていないですよ、と鍼灸師。
そして今回の施術時間は約80分だった(標準時間は60分)
鍼灸院から帰宅後、バスタオルを使って胸筋を伸ばすストレッチをしたところ、いつになく気持ちがよく、リラックスできた。
また、より一層、顔の右側のサワサワ感が増しているように感じた。
さてさて、明日からどのように改善していくのか楽しみだ!
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