僕が顔面神経麻痺を発症してから1か月が経過し、見た目にはほとんどわからないほど回復し、そのことを写真付きで前回(顔面神経麻痺克服への道(25))紹介した。
そして、この1週間で、今後どのようにして顔面神経麻痺を克服するか考えた。
まずは、この1週間の出来事から。
◆9月16日(水)~22日(火)・・・顔面神経麻痺の発症から32日~38日
- 9月16日(水)
今日はハリ治療の日。これで5回目となる。
施術前の麻痺チェックでは、だいぶ改善されていることに鍼灸師も驚いていた。
「自宅でのリハビリもしっかりやってますね?それと、食事もしっかりと摂られているようなのでその栄養も届いているんですよ。」と鍼灸師。
そして今回は太めのハリを使って治療するとのこと。
だいぶハリに肌が慣れてきているので、より刺激を与えて効果を高めるようにするそうで、中国では、この太いハリが一般的だが、日本では細めのハリが一般的で、状況に応じて太めのハリと使い分けているとのこと。
実際に太いハリを打った時に感覚は、特段痛いというわけでもないが、しっかりと刺しているなという感覚はあった。
そして、ハリ治療が終われば、ラジオ波を使っての温熱治療。
首はそうでもないが、頬やおでこをなぞると、ちょっとピリピリっとした感覚がある。これが、ラジオ波=高周波の効果のようだ。
そして最後に首のマッサージ。
これまでより、かなり負荷をかけてねじったり、押したりしていて、手足の指先まで血液が送られている感覚があった。
そして、首の左側より右側をマッサージした時のほうが痛い。
一通り施術が終わって、鍼灸師から今後の対応について話が合った。
それは、
今後の方針として、顔から首、肩にかけてのコリをしっかりととる治療をするのが良いだろうということ。
そして、これまでの毎週1回から2週に1回とか開けても良いと思う、とのことだった。
- 9月17日~22日
この週は、発症直後に比べて、特に大きく麻痺が改善したという事はないが、着実に動く範囲が広くなってきているという感じ。
すでに、80%~90%は麻痺が改善しているので、そこから100%までもっていくというのは、それなりに時間がかかるのかもしれない。
それでも、日常生活を送る上においては何の支障もなくなったことは大きい。
鍼灸師の言葉を思い出したが、僕の場合は、麻痺発症後、直ぐにハリ治療を始めたので早期の改善ができた。これが、発症後から数か月などの長い時間が過ぎてからでは、麻痺の状態がずっと続いてしまっているので、そこからハリ治療を始めると、どうしても長い時間がかかってしまうのだそうだ。
だから、麻痺が発生したり、予兆を感じたら、すぐにでも神経麻痺専門の鍼灸院に行くことがとても大事なことだと改めて思った。
その後、曜日が変わるごとに、顔のサワサワっという感覚や、皮膚がヒクヒクする動きは、その場所が変わったり、広がったりしている。
特に、まぶたの下あたりのヒクヒクっとする動きは無くなった。
また、サワサワっという感覚も、あごからくちびる、頬に加え、鼻腔の横辺りへと広がってきているし、目を強めにつぶると、まぶたや目じりにヒクヒク感が出るようになってきた。
一方で、くちびるに力を入れてすぼめようとすると、口の形が左寄りに少し変形する。
それを直そうと口の右側により力を入れると改善するのだが、その時の右のほおの筋肉にも力が入る。そうすると、首すじの筋肉にかかる力も変わってきて、右の首筋の筋肉が痛みを感じるようになるのだ。
現在目立って不都合と感じるのは、この口をすぼめたときの状況だ。
今後の顔面神経麻痺対策について考えてみた!
8月15日に顔面神経麻痺を発症し、すぐに神経内科を受診。そして、中枢神経麻痺ではなく、原因不明の顔面神経麻痺と診断された。
その後は、神経内科の医師に勧められた耳鼻科の受診とリハビリを受けないことに決め、発症から5日後には神経麻痺専門の鍼灸院で治療を開始。
以後、4度のハリ治療と、リハビリ、栄養面での配慮、生活スタイルの見直しに取り組んだ。
そして、発症から1か月後には発症前の80%くらいまで回復。
日常生活には支障のないところまで克服できた。
そして、発症から38日が経過し、今後の顔面神経麻痺対策について考えた。
《顔面神経麻痺克服7か条》
- 鍼灸院でのハリ治療を毎週1度から、2週間か1か月に1度に減らす。
- 自宅で、「ささない鍼 Acu Life(アキュライフ)」を使用した治療に本格的に取り組む。
- 鍼灸院で勧められたリハビリは継続して取り組む。
- 栄養面では、ミミズのサプリメント、ビタミン類のサプリメント、オメガ3が摂れるサプリの摂取をしながら、良質なたんぱく質がとれる食事を意識する。
- 夕食後、パソコン、スマホは使用しない。
- 入浴はぬるめのお湯でリハビリをしながら半身浴。
- 日付が変わる前には就寝する。
以上、顔面神経麻痺克服のための7か条として取り組んでいく。
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