9月決算の電気機器セクター8社!業績が良い銘柄は?(2018)

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今回は、2018年9月に決算期を迎え、すでに決算発表を終えた電気機器セクター8社を対象に、

各企業の決算短信と、過去の有価証券報告書を元に、

3年間の財務データを抽出し、8つの指標を求め、

それらを元にポジショニング分析を行うことで、

8社の位置取りと、業績推移を視覚的に捉え、業績の良い銘柄を明らかにします。

対象となるのは、6677 エスケーエレクトロニクス/ 6731 ピクセラ/ 6747 KIホールディングス/ 6871 日本マイクロニクス/ 6877 OBARAGROUP/ 6965 浜松ホトニクス/ 7711 助川電気工業/ 7869 日本フォームサービス、です。

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9月決算の電気機器セクター8社!3年間のポジショニングの動きでわかることは?

ポジショニングマップ上に示した8社の3年間のポジション変化を見ることができれば、他社との相対的な位置関係と、その位置取りの変化、加えて、その変化が業績に対してどのような意味を持つのかが明らかとなり、結果として、業績の良し悪しと共に、どの銘柄が投資検討先として適しているのかを、視覚的・直感的に、判断することができるようになります。

今回分析対象とした8社とは?

6677 エスケーエレクトロニクス/ 6731 ピクセラ/ 6747 KIホールディングス/ 6871 日本マイクロニクス/ 6877 OBARAGROUP/ 6965 浜松ホトニクス/ 7711 助川電気工業/ 7869 日本フォームサービス

各銘柄の特徴は?

6677 エスケーエレクトロニクス

フォトマスク専業。大型液晶パネル用世界首位。イメージングデバイスなど新事業開発に挑戦中

6731 ピクセラ

PC向けチューナーや回線事業者向けチューナーが柱。VOD端末などの新分野育成を急ぐ

6747 KIホールディングス

小糸系。交通信号・情報機器と電装品など鉄道関連が両軸。競技場向けLED照明にも注力

6871 日本マイクロニクス

ウエハ等検査の半導体機器、半導体の検査装置が主力。2次電池は化学電池性踏まえた開発継続

6877 OBARAGROUP

自動車向け溶接機器の大手。消耗品販売兼営で強み発揮。各種半導体向け等平面研磨装置も展開

6965 浜松ホトニクス

光検出器関連で高技術。光電子増倍管で世界シェア約90%。医用など高性能品多数。開発型企業

7711 助川電気工業

熱と計測に関する研究開発型メーカー。熱制御技術に特化。MIケーブルや溶融金属機器に強み

7869 日本フォームサービス

サーバー用収納ラックやディスプレー用アームが主力、サイネージ用筐体を強化。介護事業も

(以上、Yahooファイナンスの企業情報より引用)

9月決算の電気機器セクター8社!3年間の業績をマーケティング分析手法を使って分析した結果は?

9月決算の電気機器セクター8社を分析する指標は8つ(ROA、ROE、売上高経常利益率、総資産回転率、自己資本比率、売上高成長率、キャッシュフローマージン、フリーキャッシュフロー)です。

8つの指標を選んだ理由については、マーケティング分析手法を応用した株スクリーニングに使用する8つの指標は?で説明していますので、そちらを参考にしてください。

そして、今回の分析対象期間は、2016年度、2017年度、2018年度です。

9月決算の電気機器セクター8社!その3年間のポジショニングの変化は?

8社の3期分の財務データから8つの指標を算出し、マーケティング分析手法の一つである因子分析を実施。

その因子得点を求め、ポジショニングマップ上に示しました。

は2016年度、は2017年度、は2018年度を示しています。

ポジショニングマップは、横軸の右方向に行けばいくほど、収益性が高く、総合力が強いことを示しており、縦軸の上方向へ行けばいくほど、安定性が高く、また、縦軸の下方向へ行けばいくほど、効率性が高いことを示しています。

そして、中心にあれば、8社全体の中で平均的な業績であることを意味します。

この後、個別の銘柄ごとにポジション変化の状況と、業績変化との関係を見ていきます。

各銘柄のポジショニングに変化は?

6677 エスケーエレクトロニクス

ポジショニングマップは、右上側エリアに位置し、8社の中で相対的に収益性が高く、総合力が強く、そして、安定性が高いことを示しています。

2016年度から2017年度にかけて、左下へ移動し、2018年度には2016年度より右側に移動していますので、業績がよくなり、収益性が高く、総合力が強くなっています。

この後、指標面で検証していきます。

年度 ROA ROE 経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

2016 9.5% 12.4% 12.7% 74.8% 70.5% -19.9% 9.2% -2.2
2017 6.9% 7.8% 9.7% 70.4% 67.8% 8.3% 24.7% 0.8
2018 16.0% 18.4% 20.2% 79.2% 67.2% 33.6% 24.0% 3.4

指標は、成長性を示す売上高が2016年度は減少していますが、2017年度は増加、2018年度は30%を超える増加となっています。

そのため、総合力を示すROA、ROE、収益性を示す経常利益率が、それぞれ二ケタ台の伸びに繋がっています。

この背景として、国内外で液晶パネル、有機ELパネルの需要が増加傾向にあることが上げられ、今後の見通しも好調な市況が続きそうです。

 

6731 ピクセラ

ポジショニングマップは、左側エリアに位置していますので、8社の中で相対的に収益性が低く、総合力が弱いことを示しています。

2016年度から2018年度にかけて上方向へ移動する動きになっていますので、これが、効率性が低くなっている動きなのか、安定性が高くなっている動きなのか、この後、指標面で検証していきます。

年度 ROA ROE 経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

2016 -36.5% -70.1% -23.8% 153.3% 54.1% -32.7% -24.8% -0.5
2017 -14.4% 0.4% -18.7% 77.0% 82.3% 27.5% -10.5% -0.3
2018 -27.8% -35.7% -40.4% 69.0% 79.0% 5.3% -33.0% -2.2

指標は、成長性を示す売上高が2016年度に大きく減少しているのですが、2017年度、2018年度は増加し、回復してきています。

一方で、総合力を示すROA、ROE、収益性を示す経常利益率が、大きなマイナスとなっています。

また、総資産回転率が2016年度から2018年度にかけて、年々悪化していますので、この影響が、先ほどのポジショニングマップの上方向への動きに現れているようです。

従来製品の売上が落ち込む一方で、新製品や新たな事業における収益性の確保が遅れているようです。

今後の見通しは黒字回復を謳っていますが、四半期決算の状況など進捗を見極める必要あるように思います。

 

6747 KIホールディングス

ポジショニングマップは、右下側エリアに位置していますので、8社の中で相対的に収益性が高く、総合力が強いことを示しています。

2016年度から2017年度にかけて左側へ移動する動きですので、収益性と総合力が悪化したといえますが、2018年度には、若干右側へ移動していますので、改善の動きとなっているように見受けられます。

この後、指標面で検証していきます。

年度 ROA ROE 経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

2016 11.7% 54.7% 9.5% 122.5% 16.6% -0.2% -3.9% -2.1
2017 8.1% 22.8% 8.3% 98.5% 23.4% -14.8% 5.1% 2.1
2018 9.6% 24.9% 10.4% 91.7% 28.2% 4.4% 13.3% 5.9

指標は、成長性を示す売上高が2016年度に微減、2017年度に減少、そして、2018年度は増加となっています。

総合力を示すROA、ROE、収益性を示す経常利益率も同様に、2018年にいずれも上昇する動きとなっています。

配当も無配継続ということもありますので、この業績改善の動きが今後定着するのか、四半期決算での進捗を見極める必要があるように思います。

 

6871 日本マイクロニクス

ポジショニングマップは、ほぼ中心から右上側エリアへ移動する動きになっており、8社の中では相対的に平均的な業績である中、2018年度には収益性、総合力が良くなってきていることを示しています。

この後、指標面で検証していきます。

年度 ROA ROE 経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

2016 4.2% 2.4% 5.7% 72.8% 60.1% -19.9% 8.0% 1.3
2017 4.3% 5.3% 5.5% 78.0% 60.2% 9.2% 7.3% -0.6
2018 9.2% 10.8% 11.4% 80.0% 64.0% 5.8% 15.2% 3.1

指標は、成長性を示す売上高が、2016年度に減少後、2017年度、2018年度は増加しています。

総合力を示すROA、ROE、収益性を示す経常利益率も2018年度には揃って上昇しており、業績が着実に良くなってきていると感じます。

しかしながら、市況の変動が激しく見通しが不透明なことから、2019年度業績予想を第2四半期のみとしていますので、なかなか先読みをするのが難しい銘柄であると思います。

 

6877 OBARAGROUP

ポジショニングマップは、右上側エリアに位置し、8社の中では相対的に収益性が高く、総合力が強いことを示しています。

2016年度から2018年度にかけて、そのポジションにはほとんど変化がありません。

業績面における変化が殆どなかったと言えると思います。

この後、指標面で検証していきます。

年度 ROA ROE 経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

2016 16.9% 19.0% 18.9% 89.5% 62.2% -5.7% 16.8% 3.0
2017 14.7% 16.1% 21.2% 69.1% 64.7% -7.2% 13.2% 2.4
2018 13.5% 17.9% 19.5% 69.0% 64.7% 9.9% 15.8% 4.7

指標は、成長性を示す売上高が、2016年度、2017年度と減少し、2018年度に増加に転じています。

総合力を示すROA、ROE、収益性を示す経常利益率は、年度による若干の変化はありますが、いずれも10%台前半から10%台後半の高い利益率となっています。

今後も市況は良いように見受けられ、業績は比較的安定した企業であると言えると思います。

 

6965 浜松ホトニクス

ポジショニングマップは、右上側エリアに位置し、8社の中では相対的に収益性が高く、総合力が強い、安定した状況にあることを示しています。

2016年度から2018年度にかけて、そのポジションには右方向へ移動していますので、業績が向上しているといえます。

この後、指標面で検証していきます。

年度 ROA ROE 経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

2016 9.2% 8.3% 16.5% 56.1% 77.8% 1.0% 19.8% 28.3
2017 10.0% 10.0% 18.4% 54.5% 78.1% 7.1% 20.0% 13.0
2018 11.5% 11.2% 19.5% 58.8% 78.8% 10.6% 16.3% 14.7

指標は、成長性を示す売上高が、年々増加し、その成長率が高くなっています。

総合力を示すROA、ROE、収益性を示す経常利益率、すべてにおいて年々上昇していますし、高い利益率であるといえます。

次期見通しは、増収減益を見込んでいるとのことです。

 

7711 助川電気工業

ポジショニングマップは、ほぼ中心から右側エリアにシフトする動きになっています。

8社の中では平均的な収益性、総合力から、相対的に収益性が高く、総合力が強い状況へ変化しつつあることを示しています。

2016年度から2018年度にかけて、そのポジションには右方向へ移動していますので、業績が向上しているといえます。

この後、指標面で検証していきます。

年度 ROA ROE 経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

2016 5.0% 5.5% 7.1% 71.1% 57.9% 5.3% 3.8% 0
2017 5.5% 0.9% 8.0% 68.4% 53.7% -1.8% 8.0% 0.3
2018 7.2% 8.4% 10.3% 70.0% 54.6% 4.3% 13.9% 0.5

指標は、成長性を示す売上高が、2017年度に減少していますが、2018年度には増加へ転じています。

総合力を示すROA、ROE、収益性を示す経常利益率が上昇しており、経常利益率は10%台にのせてきました。

配当も増配のようです。

 

7869 日本フォームサービス

ポジショニングマップは、左側エリアにありますので、8社の中では相対的に収益性が低く、総合力が弱いことを示しています。

2016年度から2018年度にかけて、そのポジションにはほとんど変化がありません。

この後、指標面で検証していきます。

年度 ROA ROE 経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

2016 0.5% 0.2% 0.8% 59.9% 60.5% -14.7% -0.8% -0.3
2017 0.1% -0.8% 0.1% 59.1% 65.2% -9.7% 5.9% 0.3
2018 -0.8% -23.0% -1.2% 69.3% 59.5% 0.8% 0.6% -0.1

指標は、成長性を示す売上高が、2016年度、2017年度と減少していますが、2018年度には増加へ転じています。

総合力を示すROA、ROE、収益性を示す経常利益率がいずれもマイナスになっており、業績が悪化していることを示しています。

 

9月決算の電気機器セクター8社!ポジショニング分析から見えてきたことは?

ポジショニング分析では、マップ上の位置と、3年間のポジションの変化を見て、2018年度が中心より右側に位置していれば、今回分析の8社の中で収益性が高く、総合力が強いことを示しています。

また、3年間のポジションの変化が、左から右へと移動していれば、収益性は高く、総合力は強くなってきていると判断できます。

ポジショニングマップ上で右側に位置している銘柄は?

6677 エスケーエレクトロニクス、6747 KIホールディングス、6871 日本マイクロニクス、6877 OBARAGROUP、6965 浜松ホトニクス、7711 助川電気工業が該当します。

ポジショニングマップ上で3年間のポジションが左から右へと移動している銘柄は?

6965 浜松ホトニクス、7711 助川電気工業が該当します。

 

ポジショニング分析から見たおススメの銘柄は?

以上、2つの視点両方に該当する銘柄は6965 浜松ホトニクス、7711 助川電気工業です。

浜松ホトニクスは、次期見通しを増収減益としていますが、為替レートが105円/ドルと保守的に見ていますので、増益に転じるのではと見ています。

助川電気工業は、業績好調で増配していることもあり安心感があります。

 

この2つの銘柄をポジショニング分析から見たおススメの銘柄にしたいと思います。

 

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