9月決算のサービスセクター49社!業績が良い銘柄は?(2018)

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今回は、2018年9月に決算期を迎え、すでに決算発表を終えたサービスセクター49社を対象に、

各企業の決算短信と、過去の有価証券報告書を元に、

3年間の財務データを抽出し、8つの指標を求め、

それらを元にポジショニング分析を行うことで、

49社の位置取りと、業績推移を視覚的に捉え、業績の良い銘柄を明らかにします。

今回は、対象となる企業数が多かったため、1次スクリーニングを実施し、49社を19社に絞り込みました。

まずいつものように、49社の3年間の財務データを元にポジショニング分析を行いました。

このポジショニングマップの縦軸から右側のエリアにある銘柄は、49社の中で相対的に業績が良いことを示していますので、その銘柄を抽出したところ、19社ありました。

 

9月決算のサービスセクター19社!3年間のポジショニングの動きでわかることは?

ポジショニングマップ上に示した49社の中から、相対的に業績が良いと思われる19社に絞込み、その各銘柄の3年間のポジション変化を見ることができれば、他社との相対的な位置関係と、その位置取りの変化、加えて、その変化が業績に対してどのような意味を持つのかが明らかとなり、結果として、業績の良し悪しと共に、どの銘柄が投資検討先として適しているのかを、視覚的・直感的に、判断することができるようになります。

今回分析対象とした19社とは?

2185 シイエム・シイ/ 2453 ジャパンベストレスキューシステム/ 3687 フィックスターズ/ 3698 CRI・ミドルウェア/ 3712 情報企画/ 3920 アイビーシー/ 3939 カナミックネットワーク/ 3962 チェンジ/ 3985 テモナ/ 4282 イーピーエス/ 4327 日本エス・エイチ・エル/ 6050 イー・ガーディアン/ 6087 アビスト/ 6194 アトラエ/ 6200 インソース/ 8798 アドバンスクリエイト/ 9679 ホウライ/ 9699 西尾レントオール/ 9795 ステップ

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19社から業績の良い銘柄を絞り込む!その銘柄は?

19社すべてに対して分析するのは時間がかかるため、その中から更に業績の良い銘柄を絞り込みます。

まずは、19社のポジショニングマップを概観します。

ポジショニングマップ上で3年間のポジションが左から右上方向へと移動している銘柄は?

2185 シイエム・シイ、3687 フィックスターズ、3962 チェンジ、が該当します。

 

この銘柄の特徴は?

2185 シイエム・シイ

マニュアル作成等マーケティング支援で有力。自動車向け7割。情報通信技術生かし商品開発

3687 フィックスターズ

マルチコアプロセッサーの性能を向上させるソフト開発が主。関連ハードウェア販売に注力中

3962 チェンジ

工場や施工現場の作業や官公庁の情報処理を携帯端末とITで効率化する仕組みを開発・提案

 

(以上、Yahooファイナンスの企業情報より引用)

各銘柄のポジショニングは?

2185 シイエム・シイ

ポジショニングマップは、中心点の下にあり、年々右上方向へ移動しています。

49社の中では平均的な業績から、少し総合力が強く、収益性が高くなってきていることを示しています。

この後、指標面で検証していきます。

年度ROAROE経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

20168.9%6.9%8.0%111.1%76.2%-4.8%7.1%0.2
20179.2%8.0%9.1%101.3%72.9%2.4%10.6%1.5
201811.9%10.0%11.5%103.9%74.6%7.3%11.6%1.1

指標は、成長性を示す売上高が2016年度には減少していますが、2017年度と2018年度は増加しています。

総合力を示すROA、ROE、収益性を示す経常利益率が年々上昇しており、業績が良くなっていることを示しています。

 

3687 フィックスターズ

ポジショニングマップは、右上側エリアに位置し、49社の中で相対的に総合力が強く、収益性が高いことを示しています。

3年間のポジションは、年々右上方向へ移動していますので、業績が良くなっていることがわかります。

この後、指標面で検証していきます。

年度ROAROE経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

201627.2%25.8%17.4%156.0%83.0%13.4%7.7%0.3
201728.9%25.2%18.3%158.0%80.6%9.5%12.5%0.6
201830.9%31.6%21.1%146.2%81.4%18.5%11.8%0.5

指標は、成長性を示す売上高が年々増加しています。

総合力を示すROA、ROEは上昇傾向にあり、ともに、2018年度には30%台の高い数値となっています。

また、収益性を示す経常利益率も、年々上昇しており、2018年度には20%台の高い数値となっています。

以上のことから、好調な業績であることがわかります。

3962 チェンジ

ポジショニングマップは、左上側エリアから、右上側エリアに移動する動きになっており、49社の中で相対的に総合力が強く、収益性が高くなっていることを示しています。

この後、指標面で検証していきます。

年度ROAROE経常

利益率

総資産

回転率

自己資本

比率

売上高

成長率

CF

マージン

フリーCF

10億円

201614.1%19.4%11.3%124.8%68.4%10.7%3.6%0.2
201722.7%23.8%16.4%138.6%75.9%27.7%16.5%0.2
201822.6%25.1%19.7%114.8%72.8%31.5%9.4%0

指標は、成長性を示す売上高が年々増加し、その成長率も高くなってきていることを示しています。

総合力を示すROA、ROE、収益性を示す経常利益率が、上昇傾向にあります。

以上から、好調な業績であることがわかります。

 

9月決算のサービスセクター49社!ポジショニング分析から見えてきたことは?

ポジショニング分析では、マップ上の位置と、3年間のポジションの変化を見て、2018年度が中心より右側に位置していれば、今回分析の49社の中で収益性が高く、総合力が強いことを示しています。

また、3年間のポジションの変化が、左から右へと移動していれば、収益性は高く、総合力は強くなってきていると判断できます。

 

ポジショニング分析から見たおススメの銘柄は?

2185 シイエム・シイ、3687 フィックスターズ、3962 チェンジ、が該当します。

 

今回は、以上の3銘柄がポジショニング分析から見たおススメの銘柄になります。

 

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